泥臭いWEBの底から~WEBディレクター覚書~

WEBディレクターというのは何を考えておるのか。その一例。

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ようやく少し時間が出来て、溜まりに溜まった未読フィードを消化していると、こんな記事があった。

Web担当者Forum
「はじめてのRFP――発注時に意思疎通をスムーズにする提案依頼書の作り方」

「RFPを作ろう→メリットはこれこれ→RFPの具体例→RFP制作の注意点」という内容。RFPというのは要件定義書のことで、上記記事では

一般的に仕事を依頼する発注側が、依頼先に対してどういう仕事をしてもらいたいかを記載したものである。

と説明している。で、まあそれはそれで結構だし、要件定義をきちんとクライアントがしてくれればスムーズになる部分もある。

で、上記記事では執筆の協力を富士通の方がしていて、事例にそれが活かされている。その中の一点。

1.9 品質要件
・富士通標準ウェブガイドラインに準拠すること
・「JIS X8341-3」の必須要件をすべて満たすこと
・「富士通ウェブ・アクセシビリティ指針」優先度12をすべて満たすこと
・Flashを使用する際は、音声読み上げとキー操作に対応すること

まあ、音声読み上げはいいとしても、それ以外。「富士通標準ウェブガイドライン」や「富士通ウェブ・アクセシビリティ指針」は有用な文書だし、それがwebで公開されているのは素晴らしいことだと思う。思うんだけど、ね。
えっと、上記の品質要件に従うならまずそれらを読んで、さらにJIS X8341-3を理解しなければならない。少なくともディレクターとデザイナーとマークアップエンジニアは。さらに、制作物がその基準に準拠しているかのチェックも欠かせない。何も考えずにやれば準拠しているというなら理想だし、そうでなくてもその辺に配慮するのはいいことだ。まっとうなプロなら既知の情報も多い。ただ、それによる作業工数の増加は意外と深刻だ。

富士通の場合はweb標準に準拠するための要求なのでまだいい。大手企業でweb部門がしっかりしている場合は、さらにサイト共通のデザインやマークアップに関する仕様書があって、それに準拠することを求められたりする。そしてたいてい、この仕様書のボリュームがかなりある。この場合は既知の情報云々では済まされないので、まともに対応しようと思うと…。一度、実際にそういう状況で涙目になったことがある。幸いそのときは関係する箇所がさほど多くないことが判明して事なきを得た。

確かに、規模の大きいサイトがバラバラにならないようにするため、こうした仕様書を構築するのは有効な一手段だ。だから必要なら整備すればいいし、必要なはずなのに整備できていない企業も多い。ただ。ただ、ね。整備した結果が膨大だとね。制作会社の足腰がね、ヨロヨロっとすることもね、あるんだよね。

RFPで何かに準拠することを認めるなら、事前にその中でもどの箇所への準拠が本当に必要か確認して欲しいのだけれど、無理なんだろうなあ。それはそれで大変そうだし、制作の実務知識がないと判断できない部分も多いだろうし。
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