泥臭いWEBの底から~WEBディレクター覚書~

WEBディレクターというのは何を考えておるのか。その一例。

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漠然とした予感なので、あまりアテにはならないが、気になっていることがある。

CGMが定着し、クチコミをはじめユーザ参加型サービスもそれ自体では真新しい感じがしなくなっている。こうしたサービスは何よりも、ユーザがどれくらい活発に利用してくれるかが大きなポイントとなる。ただ、特に立ち上げ当初は、認知度も低く、なかなか活用されにくい。

広告宣伝費が掛けられる。既に別に運用しているサイトがあり、そこからユーザが引っ張ってこられる。これなら立ち上がりからユーザを誘導する目算が立てられる。しかし、そうした手段がとれない場合、俗に「アーリーアダプター」と呼ばれる人々からユーザの拡大を狙う方法がある。

そのために何をするかといえば様々な方法があるだろうけれど、基本的には以下の2点を目指すことになる。
・アーリーアダプターのアンテナに引っ掛かる
・アーリーアダプターに興味を持ってもらう
これらを通してまずアーリーアダプターを集め、使ってもらい、そこからユーザの数と層を増やしていく。

ターゲットとしているものによっては、アーリーアダプターを集めるだけで済む場合もある。多少ユーザが拡がったとしても、コア層やニッチ層の域を出ない程度で。これはサイトそのものがこうした属性の人々をターゲットとして絞り込んでいるケースだ。

しかしビジネスとして考えた場合、利益の拡大をも念頭におくなら、やはりこれだけでは分母が小さい。そうすると一般的なユーザを多く獲得して、いわゆる「キャズムを超える」ということを達成する必要がある。

そこでアーリーアダプターから多様なユーザへどうやって拡げていくか、という点を考えなければいけない。しかし、これがなかなか難しい。もちろん、アーリーアダプターを集め、使ってもらうという段階で既に簡単なことではない。しかし、前者と後者とでは考えるポイントや施策が違う。

具体的な方法は様々な書籍やネット上の記事、試行錯誤でノウハウを貯めてもらうとして、ようやくここで長い前置きが終わり。

冒頭で書いた「気になっていること」というのは、「アーリーアダプターが居付いてしまうと、ユーザ層が拡がりにくいのでは?」ということだ。

ネット上で優れたサービスを提供していて、しかも幅広いユーザ層を狙っていそうなサイトなのに、なかなかユーザが増えないサイト、というのがある。要するに、資質があるのにキャズムが超えられないサイトだ。

こうしたサイトにはサービス上で具体的に改善すべき点もあるだろう。プロモーションに力を入れるべき部分もあるだろう。だが、サービスとして基本的には問題なく、認知度もなかなか、という場合がある。
こんなとき、そうしたサイトの少なからずには立ち上げ段階で呼び込んだアーリーアダプターと、それにやや遅れてやってきたマニア層が居付いている気がする。この場合のアーリーアダプターやマニア層には2種類いて、「サイトが扱っている内容」のそうした人々と、「ネットサービス」のそうした人々だ。たとえば扱っているのが映画なら、居付くのは「映画のコアユーザー」だけではなく「ネットサービスのコアユーザー」も、というわけだ。

こうしたユーザは活発にサイトを利用して情報を発信してくれるし質も高いのだが、大多数の一般的なユーザからすれば「取っ付きにくい」「敷居が高い」というイメージを抱かせてしまう。ユーザ間にコミュニケーション機能があり、それも活用されているのなら、そこで交わされる話題や会話もどことなく気後れするような入って行き辛さを感じさせるだろう。そのコミュニティの発する雰囲気が閉鎖的かどうかとは別に。

おそらく一般的なユーザがこうした理由から参入しづらく感じるには、居付いているアーリーアダプターの数や、発信頻度などいくつかのバランスが影響しているだろう。システム的にそうした人々の発言がどれくらい「多く」見えるかも関係している。

で、もしアーリーアダプターやマニア層が熱心に活用していることが一般的なユーザの流入を阻んでいるとすれば。そしてそれを変えたいと思うなら、アーリーアダプターやマニア層にはお引取り願うというのも対処の一つかもしれない。

といっても「出て行ってくれ」ではなく、そうした人々にとっては居辛いような方向にサイトを変えていくのが無難だろう。別に不便にするとかサービスをダウングレードするというわけではないし、サイトの性格や方向性によってどう変えていくかは違うだろうけれど…。いや、それでも充分に穏やかでない話だけれど。

立ち上げ時の初速で1週間くらい影響力のあるアーリーアダプターが肯定的な記事をブログで書いてくれて、あとは「飽きて」立ち去っていき、その後で一般的なユーザー層の中からコアなハードユーザーが生まれてくる…というのが「このケースでは」望ましいのかもしれない。

書いていて、我ながら暗い気分になってきた。
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