泥臭いWEBの底から~WEBディレクター覚書~

WEBディレクターというのは何を考えておるのか。その一例。

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そもそもの発端は
@ITに掲載された「IT業界不人気の理由は? 現役学生が語るそのネガティブイメージ」という記事だろうか。それによるとIT業界は

「きつい、帰れない、給料が安いの3K」に加えて、「規則が厳しい、休暇がとれない、化粧がのらない、結婚できない」の“7K”というイメージだ。



とのこと。こういうIT業界関連の記事を見ていつも思うのは、「ここでいうIT業界にWEB専門のデザイン事務所や、システムは外注しているweb制作会社は含まれるのか?」ということだ。
たとえば上記記事は「IPAフォーラム2007」の話なのだけれど、学生と話をしたというIT業界の重鎮はNTTデータの人やら、TISの人やら、こちらの感覚で言うと「システム屋さん」の人たちだ。

そもそも、web業界はIT業界の一部なのか?重複関係なのか包含関係なのか。iTが「インフォーメションテクノロジー」なら、WEB業界はIT業界の一部だろうけど、実際は「重複するものの別の業界」という気がする。あと、WEB業界でもIT業界でもない人からすれば、両方はどういう関係で捉えられているんだろうか。たぶん「そんなの考えたこともない」ってのが正解だろうけど。

でまあ、IT業界やweb業界のシステム屋さんを「7K」と思っている人だって、web業界のデザイナーやライター、サイト運営者(事業主企業)、営業なんかは「7k」と思ってないのかも。ディレクターについては、そもそも認知されていなさそう。

他にも「IT業界」についての話では、システムやプログラミング関連の担当者以外を念頭にしているのかいないのかがはっきりしない場合は多い。
まあ、デザイナーやライターやディレクターや営業はIT以外の業種でも存在するしね。「IT業界」にわざわざフォーカスした話題で念頭に置かなくてもいいといえばいい。

にしても、だ。まかり間違って3Kだか7Kだかが一般的なイメージになって「WEB専門のデザイン事務所や、システムは外注しているweb制作会社」とか「web業界のデザイナーやライター、サイト運営者(事業主企業)、営業」までもがネガティブなイメージを持たれると困る。というわけで、上に挙がっていた7Kについて、webディレクターという立場からコメントしてみる。

「きつい、厳しい、帰れない」
「きつくもなく、厳しくもなく、帰れる」という仕事はそうそうない。あ、帰れはするか。にしても、そんな楽な仕事はない。「他の業種と比べてヒドい」という話だとしたら…。まあ、なくはない。でも、「波が大きい」という感じだ(会社によっても違うけれど)。きついときは大変にきついが、楽なときは「出社休業」みたいな時期もある。そうでないとスタッフのモチベーションやら発想力やらが枯渇するし、新しい刺激も吸収してもらえなくなるから困るのだ。ま、嫌々やるには向かない業界かもしれない。

「規則が厳しい」
どうだろう?これはかなり会社しだいだろうなあ。実感としては他の業界よりゆるいと思うんだが。

「休暇がとれない」
休暇が取れないときもある、くらいだ。学校の先生で部活の顧問やるよりマシ。「休出が常態化」「有給休暇が申請できない空気」というなら、それは職場のマネジメントに問題がある。

「化粧がのらない」
男なのでよく解らないが、「化粧ののりがいい」業界なんてあるのか?「化粧ののりがよくないと駄目」な業界はあるんだろうけど。これはジョークのつもりで入ってるんだろうな…。これってイメージというより、来場者の一人が言った感想だろう。

「結婚できない」
そんなことはない。仕事と結婚できる、できないはあまり関係ない。影響するのは収入の多寡くらいなもんだろう。あと休みや生活サイクルが合うかどうかが微妙に影響するくらいか。
web制作界隈でも、上の世代の人は他業界に比べて特に既婚者が少ない印象はない。若い世代の既婚率は低いけど、これは業界というより若い世代の社会人全般にあてはまる傾向だろう。
ただ、1日中社内のPCの前に座っている感じなので「仕事上での出会い」は少ないと思う。これも社内勤務メインの人なら業界によらず共通してることか。これも冗談で入っているんだと信じたい。

まあ“k”の内訳が実際にどうかというより、事実にかかわらずネガティブなイメージを持たれているというのが問題なのだろうし、上記記事でもそこが主眼だろう。

なんでそんなことになるかというと…「IT業界=システム屋さん」というイメージが業界外の人にあって、一般に流布しているそのイメージがネガティブなんじゃないか。いや、そもそも本当に不人気業界なのか知らないが。

「IT業界(やweb業界)にはシステム開発以外にもいろいろな職種がある」ということをもっと一般の人には認知してもらうと共に、システム関連の人にはネガティブなイメージを払拭すべく啓蒙に励んでいただきたい。

なんだか新聞社説みたいな結びになったな。微妙な他人事感とかも含めて。

ちなみに、webディレクターはあえて3kを挙げるなら昔ながらの「きつい、汚い、危険」だ。「きつい」は先に書いたからいいとして、

「汚い」
現場とクライアントの間で汚れ役を引き受けざる得ないときがあるので

「危険」
クライアントと現場の板挟みで、心身の調子を崩す危険性が高いから
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同じような問題意識を持っています。「専門家とは分類できる人のことである」はずなので、自分のブログで以下のように分類したことがあります。

誰も知らないWeb業界「広告系」と「IT系」の違い @ ZEROBASE BLOG (2007年12月18日)
http://zerobase.jp/blog/entry-444.html

ネット業界研究(そもそも「ネット業界」とは?) @ ZEROBASE BLOG (2008年01月19日)
http://zerobase.jp/blog/entry-455.html

クリエイティブなほうのWebと、そうじゃないほう @ ZEROBASE BLOG (2007年11月06日)
http://zerobase.jp/blog/entry-439.html

2008.02.02 23:54 URL | 石橋秀仁 #- [ 編集 ]

リンク先を拝見しました。従来の業界と対比させてみると、インターネットがそもそも「容器」という側面を持っているので、やはり「業界」としてくくることにそもそもは無理があるんですよね。

とはいえ、お金の流れで分類するやり方は明瞭で、説得力がありました。誰かに説明する際には参考にさせてもらいます。

2008.02.08 17:20 URL | ハムカツ #- [ 編集 ]

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