泥臭いWEBの底から~WEBディレクター覚書~

WEBディレクターというのは何を考えておるのか。その一例。

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「livedoor ディレクター Blog」より。
企画発想法ケーススタディ : 幻のボツ企画『livedoor 119』

実際にコンペで企画案に対してどういう指摘があったかが書かれていれば、よりケーススタディとして読み応えがあったと思う。

というだけでもなんなので、以下に『livedoor 119』を見ての感想。
「岡目八目」だけれども。

・要点整理1
このサービスはまとめると、「記事ごとのコメント欄の隔離・委託」を可能にするものだろう。従来のブログ炎上に対して、新たな選択肢を提供するという発想は面白い。

・実効性
タイトルだけ見ると「炎上を鎮火」してくれるように見えるし、「消防士」という用語からもそれが伺える。しかし、それで炎上が本当に鎮まるかといえば、そうではないだろう。元のブログは静かになるだろうが、『livedoor 119』では絶賛炎上中ということになる。

書き込みに対して、個別に賛同と反対をつけられるらしいところから察するに、そこで何か沈静化を期待しているのだろうか。憶測だが、そういうわけではないだろう。さすがにそれで鎮静化が図れるなどと甘い考えは抱かないはずだ。この機能は閲覧者がより気軽に炎上に参加できるような仕掛けだろうと思う。

そうなると、「ソリューション(の芽)」に書かれたような「事態の収拾」に対する実効性は薄そうだ。

・サービス名
実効性が薄いのなら、"119"だの"消防士"だのという用語はいささかサービス内容と食い違う。

・要点整理2
むしろ"野次馬"という用語が示しているように、このサービスは"野次馬が炎上を楽しむ"ためのサービスなのではないか。炎上によってブログ運用者がコメントを閉じてしまえば、それ以上は楽しめない。隔離によって炎上したコメント欄が延命すれば、そこで野次馬は心置きなく楽しめる。コメントごとに賛同と反対をつけられる機能も、その目的でこそ活きてくるだろう。

・二次炎上
ブログ運用者がこのサービスへコメント欄をパージした場合、その行動自体が非難の対象になる可能性はある。そうした非難は『livedoor 119』上で展開されるだろう。

・そもそも、ブログ運用者はなぜ炎上を嫌うのか?
これはいろいろ理由があるだろう。ただ、自ブログからコメントを隔離するという対処が、その理由の答えになるのだろうか。炎上したことがないので判らないが、どうも違うんじゃないかという気がする。コメント欄を自ブログから追い出してしまえば、炎上元のブログ運用者は心の平穏なり何なりを得られるのだろうか?

・要点整理3
とにかく、考えれば考えるほど、このサービスは炎上元のブログ運用者に対してソリューションを提供していない。むしろ炎上を延命し、助長し、それをよりいっそう楽しむためのサービスのように思えてくる。

・結び
であれば、企画の見せ方として、もっとその点を主軸に据えてサービス名だとかキャッチコピーだとか、機能だとか用語だとかを企画すれば、よりよかったのではないか?サービス名なら『livedoor 延焼』とか『livedoor 火事見物』とか『livedoor 焼尽』とか。まあ、そんな企画意図だと余計にlivedoorが企業として提供できるサービスにはならないけれど。
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