泥臭いWEBの底から~WEBディレクター覚書~

WEBディレクターというのは何を考えておるのか。その一例。

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--.--.-- --:-- | スポンサー広告 | トラックバック(-) | コメント(-) |
大手企業と中小企業の違いというのはあれこれと存在しているし、その違いについて書かれたブログ記事なんかも多い。そうした話の中には業種を超えたものもあるし、特定の業界に固有のものもある。自分も短期間ならが大きな企業で働いたことがあるので、けっこう共感できることは多い。

ただそうした違いの中で「自分が痛感し、なおかつ他の記事の中であまり指摘されていない」違いがある。今日はその違いについてつらつらと書いてみたい。

IT-WEB大企業が提供するコンシューマ向けサイトとして代表的なのが、ISPポータルだ。
たとえば、こうしたポータルを並べてみる。

上記のサイトには、ある共通したポイントがある。運営元がISPじゃなくても、ライブドアとかエキサイトなんかは同じような共通点がある。ポータル以外では、Gyaoが当てはまる。

だいたい答えはわかってもらえたと思うが、「自前のコンテンツが少ない」という点が共通している。かといって、投稿コンテンツが多いというわけでもない。では、これらのサイトのコンテンツはどこから来るのかと言うと、言うまでもなく「買って来る」のだ。あるいは「買ってもらっている」。

こうした大企業のコンシューマ向けサイトでは、コンテンツをどこかから買ってくるのが一般的だ。次に多いのが、コンテンツの露出をしたい企業に掲載枠を買ってもらう方式。不動産や結婚恋愛、求人などはこうした「買ってもらってる」方式の場合も多い。なので、特定のポータルで情報を探していると、最後の詳細なページは外部サイトだったりする。Gyaoだってたいていのコンテンツは放映権を買ってきたものだし[*1]

ということはどういうことか。こうした大企業のサービス担当者はwebディレクターやwebプロデューサーとしての能力に加えて、「どこからいつ、何を買ってくるか」というバイヤーとしての能力が求められるのだ。サイトの運用や実装は外注に投げてしまって、バイヤーとしての能力だけが勝負どころだったりする場合もある[*2]

では、こうした企業が優れた「コンテンツバイヤー」の育成に力を入れているかというと、そうでもない。「コンテンツバイヤー」と割り切ってしまうことに抵抗を感じているのかもしれないし、バイヤーを育てるノウハウがないのかもしれない。とはいえ、映画や小売ではカリスマバイヤー的な人がいるんだし、日本のweb業界でもカリスマバイヤー的な人がいても不思議ではないのだが、残念ながら私は知らない。まあそもそもweb業界で実態が「コンテンツバイヤー」なんて人の絶対数は少ないだろうし、今後もそうそう増えないだろうけど。

とはいえ、こうしたコンテンツバイヤーの人はそれなりにバイヤーとしての経験を積んでいるので、web上でもっとこうした人のノウハウを生かせるような仕組みがあればいいのだが、現状ではなかなか難しい。もったいない話だ。
  1. とはいえ、最近では各社共に自前コンテンツや投稿方コンテンツも増えてきつつある。[↩back]
  2. 「枠を買ってもらう」のは営業の役割が大きいのだが、媒体資料などを作る必要がるので、本来的な意味での「セールスマン」としての才覚もある程度は必要。[↩back]

スポンサーサイト

あまり大企業とベンチャーの違いについての話ではない気がしますが。
企業のカテゴリ云々よりポータルサイト運営会社について、と読める。
ライブドアをベンチャーではないというのも無理がありそうだし。

2007.07.11 19:59 URL | たなかん #- [ 編集 ]

確かにポータルかもしれない。ただ、運営元が大きくないサイトで、コンテンツを「バイヤー」と呼べるほど売り買いしてるところは少ない気がする。

あと、ベンチャーではなくこの場合は中小企業が正しいかも。それぞれの企業規模の線引きは適当だけれど。書き直します。

2007.07.11 21:41 URL | ハムカツ #- [ 編集 ]

大企業と中小企業、という対比で見るとwebにおいても大企業はポータルという形で
「あれもこれもウチで揃いますよ」
というソリューション性に重きを置いた経営をしたがる傾向がある、って事に気づけて、その点で個人的にこの記事は面白かった。
んでそういう大企業の下請けとしてコンテンツを提供し続ける中小企業、という関係はそのまんま製造業に当てはめられる。
というよりも製造業の考え方で経営陣がweb業に進出していったという事だよね。
んでそんな考えの無いベンチャーがSNSや2ch(を挙げるのは冒険的だけど)のようなイノベーティブなサービスに地位を脅かされる羽目になる、と。
その点では、大企業になってもイノベーティブを捨ててないgoogleの異色性がもてはやされるのはすごく納得できる気がした。

ちと長くなっちゃったな。

2007.07.12 00:09 URL | たなかん #- [ 編集 ]

GoogleみたいにWEBネイティブな大企業が出てきたのは、わりと最近だからね。livedoorはwebネイティブっぽいけど、総合ポータルとして成長したころのロールモデルとしては、ISPポータルくらいしかなかったわけだし。いや、今でも総合ポータルってサービスはISP系が主流か…。

2007.07.12 02:03 URL | ハムカツ #- [ 編集 ]

コメントの投稿 ※管理者の承認制です












管理者にだけ表示

トラックバックURL↓
http://hamkatsuya.blog104.fc2.com/tb.php/41-0ac28838

| ホーム |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。