泥臭いWEBの底から~WEBディレクター覚書~

WEBディレクターというのは何を考えておるのか。その一例。

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更新を楽しみにしていたwebディレクターのブログがある。書いている人はwebディレクターとしては新米だそうで、初心が美しく見える心のオアシス的なブログだった。そのブログの更新が1ヶ月くらい滞っていた。慣れない業務で更新する時間や体力がないのだろうな、と思っていた。

ところが、久々にブログが更新されたので届いたフィードを見てみると、会社を辞めることになったのだそうだ。今後もwebディレクターという職種は続けていきたいそうで、web業界で職場を移ることはまあとりたててどうこう言うほどのことではないから、今後も腐らずに歩んでいったらいいと思うくらいのものだ。あえてそのブログの紹介はしない。

で、書かれている記事の中で「自分はコミュニケーション能力が低い」といった旨のくだりがあり、意識にフックした。

面識がないので、本当にご本人のコミュニケーション能力が低いのかは判らない。けれど、自分も主観的には「コミュニケーション能力が高くない」と思っている人間なので、そんな自分のディレクションにおけるコミュニケーションスタイルを書いてみようと思う。
これはコミュニケーション能力の高さが必要条件みたいに言われがちなwebディレクターとしてはヤバいカミングアウトな気がするのだけれど、「webディレクターの必要条件を何か欠いている」と思って悩んでいる人たちに何らかの形で資するかもしれないので、まあいい。ただ、このごろ自分のコミュニケーション能力の低さが原因と思われるトラブルは発生してないので、実際には自分が思っているほどコミュニケーション能力が低いわけではないのかも。


本題

繰り返しになるが、自分は主観的には「コミュニケーション能力が高くない」と思っている。そんな状態でいろんな人とコミュニケーションを図らなければならないwebディレクターになって、なんとかあがくうちに身に付いたのが「誘い受け」だ[*1]。ツッコミでも質問でもなんでもいい。とにかく相手にこちらへのコミュニケーションを誘発させ、それを受けてコミュニケーションを返すというスタイルだ。

この場合、どうやって相手からコミュニケーションを取ってもらうかがポイントになる。具体的なノウハウはないけれど、作為的にやるのはマズい。なんというか、痛々しい眼と共にスルーされて終わる。
ではどうするか?コミュニケーションを上手く取ろうとする努力を緩めるのだ。
だいたいコミュニケーションが上手くない人は、上手くコミュニケーションをとろうとして失敗する[*2]。そして、なんの努力もなく話をしたりすると、たいてい「隙」ができる。コミュニケーションの上手い人ほどその「隙」に引っかかって質問したりツッコミを入れたりしてくれる。あとはそれに対して反応してればいい。その受けのときも、あまり努力しなければ続々と「隙」が生まれて会話が続く。それで、組織なり場なりでコミュニケーションの上手い人が「この人はコミュニケーションが下手なわけじゃないな」と思ってくれれば、他の人も好意的に受け入れてくれる。コミュニケーションが上手い人は実質的にキーパーソンだったりするから。まあ経験的な話だけど[*3]
とはいえ、この方法だと実際の発話は自分から始めないといけなかったりする。特にあらたまったプレゼンや打ち合わせ以外の場面で。
そんなときも大丈夫。コミュニケーションの上手い人ほど曖昧なネタ振りによく反応してくれる。初対面なら「あ、はじめまして」、既知の人なら「最近、どうですか?」。これくらいで相手は色々と話を始めてくれるし、こちらにも話を向けてくれる。

と、ここまで書いて明らかなように、この方法は相手のコミュニケーション能力の高さに依存する。なので早期にコミュニケーション能力が高く、おおらかな人を見抜く能力は必要になる。

その他にも何かたぶん無意識のうちに相手からコミュニケーションを取ってもらえるようなことをしているんだと思う。たとえばこれも経験的なことだけれど、自分の書く提案書なんかはツッコミや質問を誘発しやすいらしい。それだけでは問題だけれど、ツッコミなり質問なりに答えていると、たいていは納得してもらえている。むしろ何か頭の回転がよさそうに見えたりすることも。実際には「提案書へ入れ忘れただけで、事前に考えていたこと」を話しただけなのに。

とまあそんなわけで、「自分はコミュニケーション能力が低い」と思っている人は、一度「上手くコミュニケーションする」ということを諦めてみた方がいいかもよ、むしろ隙だらけになった方が上手くいくかもよ、という話。あんまり汎用性がないな。「こういうケースもあるのか」くらいで。

ああ、次回は「企画の苦手なwebディレクター」について書こう。



  1. 元々の意味はぜんぜん違う。元の意味は以下を参照してください。
    はてなキーワード-誘い受け
    [↩back]

  2. そして、言うことが明確な場合は失敗しない。[↩back]

  3. これは「コミュニケーションが上手くないと思いつつ、どうにかしないと」と考えてる人じゃないとあまり効果がないのだけれど、そもそも個人的なケースの話なので。[↩back]


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