泥臭いWEBの底から~WEBディレクター覚書~

WEBディレクターというのは何を考えておるのか。その一例。

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--.--.-- --:-- | スポンサー広告 | トラックバック(-) | コメント(-) |
Blogopolisというサイトを試してみた。

TopHatenarが収集している全ブログのデータ(はてなブックマークにおけるエントリー、ブックマーク数、ブックマークタグ、livedoor Reader購読者数)を活用して、3Dの都市景観を自動生成しています。

とのことで、詳しくは開発者ブログを参照して欲しい。なかなか面白いサービスだ。
画像はそのBlogopolisでこのブログを検索してみたもの。Blogopolisスクリーンショット
中央の黒い塊がそれ。見事に周囲を高い建物に囲まれ、外からはその存在が見えないインナースラム的な、実にこのブログらしい景観になっている。

開発者ブログによると

Blogopolisは、日本のブログ界を文字通り「一望」できるサイトを目指しています。

とのことらしい。ある程度を一望はできるようになるかもしれないが、それによって描き出される姿が「はてブ」依拠というのはどうなんだろうな。現実的であるような気もするけど。(※訂正:建物の高さだけはlivedoor Reader購読者数による)

と、ここからインターネット黎明期以来、インターネットを可視化しようとしてきた連綿たる試みの系譜から説き起こして、それらの描く姿が星と星をつなぐかのごとき宇宙的イメージから、Blogopolisのように密集した都市イメージへスケールダウンしていったことの背景にある、我々が抱くある種のインターネットに対する共通イメージらしき物の変遷と自己反復を語り、次いで「はてブ」を可視化のプリマ・マテリアとすることが不可避的にもたらす意味合い、そして局所的共同幻想としての「はてブ」とその不可能性について論じる。

ってのは冗談で、もはや自分にそういう観念的なことをしのごの言うモチベーションはないし、気持ちも離れている。アリゾナ砂漠の真ん中で、ロシアの天気を聴くようなものだ。

さて、少し前になるがmixiやYahooの横幅が長くなったとき「ディスプレイのサイズや解像度が平均して増してるんだから、今後はmixiやYahooみたいに横幅の大きいサイトが増えるor増やしてもいいんじゃないか?」ってな意見を散見した記憶がある。個人的に3カラム以上のページは好きじゃないのだけれど、まあ場合によってはそういう構成も必要だろうし、それなら大きめの幅にした方が見やすい。無闇にカラムを増やしたり幅を広げる必要はないけれど、もっと目的に応じて最大幅を柔軟に設定すればいい。とまあ、そんなような気分で居た、が、だ。

いまやその流れというか考えはちょっと微妙な時期なんじゃないかという気がしている。といっても、あくまで個人的な感覚に基づいて、だけれど。

発端はiPhoneだ。個人的な感覚だと、幅広のページはiPhoneで快適に閲覧しにくい気がする。特に3カラムでメインが中央カラムだと。
横に傾けて閲覧していると、往々にしてメインの右端が見切れる。入るくらい小さくすると読みづらい。ダブルタップかなんかして中央から無を画面センターに持ってきても、指でスライドしてると左右がフラフラと見切れたりする。むしろPCのモニタで見た場合に多少窮屈だろうと、せいぜい2カラム以内で幅が狭めの方が閲覧しやすい。

考えてみればiPhone(たぶんAndroid端末も)やネットブック、そのほかweb閲覧のデバイスは増えているし今後も増えるだろうが、画面サイズや解像度は概してデスクトップや従来的なノートPCのそれより小さい。それら雑多なデバイスのアクセス数は1つずつだとPCからのアクセスに及ばないかもしれないが、その合計はPCと同等かそれ以上、という日が来るかもしれない。
そうなったときケータイサイトのようにPC向けとは別のサイトを構築するという手もなくはないのだが、PCとケータイの2バージョンだけでもコストなり手間なりがアレな状態で、さらに三つも四つも「別の同じサイト」を作っていくというのは厳しい。

何でアクセスしているかを判別して、自動的にCSSなりHTMLなりをそれ向けにして返すという技術も発展するだろうが、そういうのはテンプレによる自動生成なんかでほぼ全ページが同じレイアウトでないと難しい気がするし、それにしたってなにをどう自動で「変形」させるかはサイトによって違う。雑多なデバイスのインターフェイスの違いまで考慮するとなるとなおさらだ。おまけに、そうは問屋が卸さないような自動変形に不向きなサイトの方が多いんじゃないかと思う。

そもそもiPhoneにしろ何にしろ、PCと同じサイトが(快適さは劣るにしても)そのまま閲覧できる通信速度とスペック、というのが一つのキモなはずなので、特段の理由がない限りはそうした雑多なデバイス向けに別サイトを構築する、あるいは別の見せ方を用意する、というのは現実的じゃないというか、必要ないのかもしれない。

とはいえ、雑多なデバイスによるアクセスが大きくなっても無視すればいいということではなく、そのままでもなるべく多くの雑多なデバイスで最大公約数的にまああんまり非快適じゃないように閲覧できるようなレイアウトについて各人が模索する中でだんだんとノウハウが蓄積され、定番が生まれてくるのが無難な流れかな、と思う。

そうした流れの中で現状の定番なレイアウトから消えていく要素もあるだろう。「広い横幅」というのも、消える可能性が高いんじゃないかという気がしている。

まあ出発点がiPhone使ってみての個人的な感覚なので、当たらない可能性は大いにあるわけだが。
スポンサーサイト
| ホーム |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。