泥臭いWEBの底から~WEBディレクター覚書~

WEBディレクターというのは何を考えておるのか。その一例。

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今回の「livedoorディレクターBlog」はディレクター×エンジニアのガチンコ座談会ということで、ここ最近の同ブログでは一番興味深く読めた。が、ブログ事業責任者の佐々木さんという方が自分と同じ1980年生まれと知って我が身と引き比べ、すっかり意気消沈した。というか、冒頭でそんな事実を目にして肝心の内容を読む気になるまでしばらく時間が空いてしまったのは早く忘れたい。同じ歳でも自分は「悪いようにはしませんから!ちょっ、わっ、悪いようにはしませんから!わーるーいようには、ね!?ちょっとだけ!!」とか言ってる毎日ですよ。

それはさておき。今回は「そんなことないよ」とか言われそうだし、あんまりこのブログの主旨とも関係ないのだけれど、すっかり意気消沈したのでまあいいや、書いちゃえ、という感じの話。

「一匹の鯨に七浦賑わう」という言葉がある。「ことわざ辞典」に説明を譲ると

獲物が大きいと、その恩恵を受ける者が多いこと。一頭の鯨がとれると、七つの浦がうるおうという意味。「七浦」七つの浜。多くの漁村。

という意味。

なんとなく言葉の響きが好きなのだけれど、わりと現代でも当てはまる話で、たとえば「けいおん!」が流行るとアニメ会社と出版社と作者が儲かるだけでなく、グッズの製造業者も潤うし作中に出てくる楽器メーカーやヘッドホンメーカーも賑わう。この類で一番大きいのが多分「ガンダム」なんだろうな。大河ドラマだって人気が出れば、NHKだけでなくグッズ業者や出版社、ゆかりの観光地まで賑わう。というわけでヒットがあるといろんな人や場所、会社、業種が賑わう。

コンテンツ事業ばかりを例に出したけれど、iPhoneやiPodだってそうだろうし、携帯電話事業だって結果的に多くの人に仕事を提供したことになる。今は少し翳ってきたけれど、自動車業界だってそうだろう。メーカーや下請企業だけでなく、自動車情報で食ってるライターやカメラマン、出版社だってあるし、ゲームメーカーやプラモメーカー、おもちゃ業界、カー用品店や輸送業者や…とかなり広範な人々に「メシの種」を提供してきた。そして、いつの世もたいてい「メシの種を提供する人(組織)」ってのは感謝されるし影響力も出るし、好まれ望まれ憧れられる。

しかるに。IT、というかweb業界ってどうなんだろうか。確かに直接の受発注関係のある人や会社は何かヒットがあれば恩恵にあずかれる。それを紹介することでメシ食ってるライターやイラストレーターなんかも居るだろう。ECサイトなら輸送業者も恩恵があるだろう。にしても、なんだろう。大ヒットしても他の業界に比べて賑わう範囲が狭いんじゃなかろうか。いや、ちゃんと検証したわけじゃなくて、あくまで印象なんだけれど。MAXで七浦賑わうとしたら、webは同規模のヒットでも二浦とか、1.5浦とか、そんなくらいじゃなかろうか。もちろん、web業界というのが誕生したことだけでも、多くの人にメシの種を提供しているわけだけれど、既に他の業界で働いている人の商売的な恩恵が…。

webと世の中とで摩擦が生まれる理由としては普及のスピードや影響力、新しさなんかももちろんあるんだけれど、そういう摩擦が起きたり、起きたときにあんまり方々からかばわれない理由として、一つにはこうした「メシの種供給力」の有効範囲の狭さもあるんでないかなあ。まあ、もしあったとしても理由としては極めてささやかだろうけれど。
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