泥臭いWEBの底から~WEBディレクター覚書~

WEBディレクターというのは何を考えておるのか。その一例。

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「いっちょかみ」って方言なのか古い言葉なのか、大人になってからあんまり聞かないなあ(と思って検索したら、大阪弁らしいどおりで関東に来てから耳にしないわけだ。ついでに関西ことば辞典を見てたら、標準語だと思ってたのがけっこう載ってる…)。

で、本当はブログで「いっちょかみ」があんまり好きではないのだけれど、珍しく規模感のある企画を考えていたら頭が煮詰まったので。

企業サイト改変不要論」という記事を読んでいたら、「リニューアルとリストラクチャリングの違い」みたいな内容だった。「リストラクチャリング」とか口頭で言う人に会ったことがなかったのでピンと来なかったのだが、

「リストラクチャリング」はビジネスの最適化が主目的であって、そこにコミュニケーションの最適化のためのITインフラがあって、そのシナリオがサイト全体の構造と立ち振る舞いを決定づけて…と、デザインとかユーザビリティとかは最後のフェーズの一要素でしかないわけです(もちろん重要ですけど)。

ということらしい。それはweb制作の範疇を超えている遠い話なのだけれども、それにしても何だかなあ、という違和感が残った。それについて考えてみようと思ったのだけれど、「企業が「Webページのリニューアルをしたい」って言ってきた場合、その企業は何を求めているか」という記事ですでに書かれてしまっていた。ほぼほぼ言いたいことが言い尽くされてしまったので、普通ならボツネタにして違う話を考えるのだけれど、もう少し考えてみたい。「広告の人」の話については正直よく分からないし、個人的には「企業サイトをピカピカにする時代」ってのは終わったような気がするんだけど…。ま、「ピカピカにする」ってのがどういう意味かにもよるけど。

いやだってさ、会社概要だけしか本当に必要ない会社とかもあるわけで、それなら特に流行り廃りのないデザインで万年掲載しておいたってビタ一問題ないわけだよ。ブランディングとか「コミュニケーションの最適化のためのITインフラ」とか、やってもいいけど実質的にたいした必要性ない会社とか。ある会社だってそこまで費用対効果が上がるような企業って割合としてそんな多くないんじゃないか。それを上げるのがプロとしてそういう案件を請け負っている会社なんだろうし、クライアントとしてもそういうオーダーをしてくるところはちゃんと必要性を感じているところなんだろうけど。

どちらかといえば、企業サイトってそれこそ流行り廃りのない、見易さを重視した簡素なものにして、年に数件~数十件ほど誰かの必要性を満たすくらいで充分って方が主なんじゃなかろうか。あるいは、それで充分な会社が大半というか。プラスアルファで何かwebでやって効果が出ればそれはそれでいいんだけど、まあ、なくても深刻な問題じゃない、みたいな。

webでもITインフラでもいいけど、力を入れるのが全体の枠組みの中で重要な会社ってそんなに多くないのかも。という気がしている。まあ、だからってこちらが手を抜いていいってわけでもなくて、オーダーには応えていかないといかんわけだが。

で、ここまでが前フリ。いや、長いし以下で承前になるわけじゃないんだけど。しかも前フリより短いし。

冒頭で書いた「企画」ってのが、モバイルの企画なのだけれど、困っているのがまず「PCより競合調査が面倒臭え」ってこと。自分が普段willcomユーザだからかもしれないけれど、検索したり情報が集まるところを覗いたりして見つけ出すってのがPCよりもやり辛い。コミック配信だとかメジャーな方面ならいいんだけど、ちょっとマイナーそうな企画の場合に。

で、企画つながりでモバイルの仕事を始めてから気付いたんだけど、ケータイサイトを運営している事業主ってPCのサイトよりも「大きくヒットはしないけど、同じアイデア・システムでターゲットや扱う対象を変えればいくつも展開できる」っていう企画を好む気がする。スパムサイトとかスパムブログもそうかもしれないけど、真面目にコンテンツやサイトの展開をやってる企業でも。あるいは有料コンテンツの場合、PCなら1サイトで提供するようなものを数サイトに分割したり、分割しやすい企画を立案したり。とにかく「広く浅く」を好む印象がある。スカした言い方をするなら「サステナビリティが高い企画」を好む。PCサイト主体の事業主よりも。

「競合調査がPCより手間」「使い回せる・分割できる企画を好む」どちらも個人的な印象なんだけど、共通した要素があるんじゃないかと思うフシがある。それがモバイルサイトの「見通しの悪さ」だ。PCサイトに比べて、だけど。「見通しが悪い」がしっくり来なければ、「視界が利かない」でもいいんだけど。

原因はデバイスや通信速度、検索性能、母集団のユーザ層など複合的だし、良し悪しというわけでもない。そもそも「オッサンがケータイサイトと上手く付き合えてない」だけかもしれない。けれど、まあ、なんだ。もし間違った認識じゃないなら、ケータイサイト固有の見通しの悪さを上手く活用してく視点が大事なんだろうなあ。

たとえば分割の場合する主な理由はハッキリしていて、「それぞれ同額で課金すれば、1サイトで提供するより累計で多くの会員数と収益になる」ってのがあって、それを成り立たせるため、コンテンツにしてもアプリなりデコメなりをジャンルごとに別サイトにして、複数のジャンルに当てはまるものは両方のサイトで配信したりして、保有している総コンテンツを極力減らしながら、より多くのサイトを展開するように努力してたりする。これが成り立つのもモバイルサイトは見通しが悪いからじゃなかろうか。
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