泥臭いWEBの底から~WEBディレクター覚書~

WEBディレクターというのは何を考えておるのか。その一例。

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コンバージョンを意識したページクリエィティブの当たり前10項

という記事を読んだ。タイトルに違わず、基本的なことを解りやすく解説していると思う。
ランディングページの重要性、そしてランディングページにおけるページ構成の重要性についてはいまさら言うまでもないと思うけれど、「どういうページ構成」にするか?で悩んでいるディレクターは多いんじゃなかろうか。というわけで上記記事とは少し見方を変えて、ランディングページのページ構成を設計するとき、どう考えればいいのかを最大公約数的に書いてみたい。主に「はじめてランディングページを作るサイト」の場合を念頭に。

ここからが本題。

条件:TOPページがランディングページではない・見せたい要素が2個以上ある

1:ページの一番上には下層ページ共通の「ロゴと、そのロゴと同じ段にある要素」だけを入れる。
2:その下に最も見せたいものを入れる
3:その下へ次に見せたいものを入れる。以下、見せたい順に要素を入れていく
4:フッタを入れる
5(ボタンを設置する場合):最初に見せたい要素の真下にデカデカと一つ。他の見せたい順に並べた要素の最後の真下にもう一つ
5(フォームを設置する場合):見せたい要素の中でも、最低限「見せなきゃいけない」もののなかで一番下へ来る要素の真下に一つ

以上。難しいことは何もない。実にシンプルで簡単なので驚かれたかもしれない。上記は最適解ではないけれど、まあ「ぼちぼち」くらいではなかろうか。

これだけで充分だけれど、以下、ちょっと解説を。

まず1と4について。ランディングページというのはTOPページとイコールでない場合、基本的に何度も繰り返して見てもらうことを想定する必要はない。ところが、下層ページに共通の要素で1と4以外の構成要素というのは、だいたい「サイトに対する予備知識がない」「初めてアクセスした」「アクセスしたことはあっても、そのときはたいして興味を持たなかった」というような、まさにランディングページで捕まえたい人にとっては必要がない、興味を引かないことがほとんどだ。だから、それは削る。その分、残りの要素が目立つようになる。

次にその2とその3について。要素の数はほどほどに。どういう基準であれ、あなたが「見せたい」と思う順でいい。この順番付けが最大のポイント、というか唯一「頭を使って考える」ところなんだけれど、ケースバイケースなのでどうするのがいいか一概には言えない。
また、「はじめてランディングページを作るサイト」と先に言ったのは、もし過去に期間限定の似たようなランディングページを設置したり、あるいは常設のランディングページを作って思ったような効果が出ていなかった場合は、「見せたい順」はさておき並び順を変えてみることも必要になってくるからだ。まあ、「どうがんばっても引きが弱い」というのが原因なときもあるだろうけど。

4については、まあフッタにはとかくコピーライトが入っていたり「お問合わせ」だの「会社概要」だのが入っていたりするので、丸ごと入れるのが楽でいい。邪魔にもならないし。

5については、特に追加で言うことはない。

どうだったろうか。悩んだときはぜひ試してみてください。運がよければ上手くいくかも。あと、上手くいったら自分でも試してみるので、教えてくれると助かります。
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WEB関連の仕事をしているらしき人のブログを読んでいると、たまに「こういうディレクターはダメだ」という内容の記事を目にすることがある。読んでみると「責任逃れをする」「情報共有がちゃんとできない」といった、ディレクターとかそういう枠を超えて、チームで働く人間としてダメな事例もあれば、「ディレクションのスタイルがこの人と合わないんだろうなあ」というものもある。

そんな中、わりと共通して出てくるのが「何やってるのか判らない」「本当に働いてるのか怪しい」という点。どうも「丸投げしてくる」「情報を右から左へ流してるだけ」というふうに見えるディレクターがそう思われるようだ。

で、今日はそれについての弁明。なぜ弁明するかというと、自分もそう思われかねないことがあるから。でも、そうじゃないんだよ、と。中には本当に勤労意欲が低くて「丸投げしてくる転送係」みたいな人もいるけれど、みんながみんな、そうじゃないんだよ、と。

まず、丸投げについて。以下、丸投げってのは「特に指示もなく、漠然とした情報だけ伝えてあとはヨロシク」という態度のこととして話を進めます。

当然だけれど、ディレクターと同様に制作スタッフも人が違えば個性もスタイルも違う。細かく指示を出されたい人、というか、細かいところまで明確にして欲しい人もいれば、あんまり細かく言われるとヤル気が失せる人もいる。
それとは別で、個々のスキルのよっても「漠然とした指示で大丈夫な人」「細かく指示しておかないと不安な人」というのがいる。

で、自分としてはなるべくその辺りを一人一人見極めたうえで、その人のスタイルに合った指示を出したいと思っている。アンケートを取るわけにもいかないし「ねえ。オレのこと、どう思う?」なんて聞くわけにもいかないので上手く見極められているか本当のところは判らないが、取り組みとして。
なので、MLで情報共有してたりすると、私が「この人はあまり指示や指定をしない方がいい」と思って意図的にしている部分を他の人が見て「丸投げかよ!」と思われる可能性はある。

また、「今回は好きにやって欲しい」というケースもある。「こちらが指定したことを再現・実装して欲しい」のではなく、「その人の考える「良い」を見せて欲しい」というケースだ。システムだとか、一連のフローが発生するものでも、こちらが考えたものを実現して欲しいときと、その辺りも含めて考えて欲しいときとがある。
どこでそういう違いが出てくるのかといえば、「気分」も否定できないけれど、「相手の力量」「全体の進行との兼ね合い」「案件の性質」が主だ。クライアントの要望している内容や質も影響してくる。

あとまあ、人間というのは得手不得手があるものなので、例えば若い人向けのコスメのサイトでデザインについて、自分みたいな中年の入り口が視界に入りだした人間が細かいところまでイメージを固めるよりは、できればターゲットに近いデザイナーに一任した方がいい。逆に年配の男性向けの健康情報サイトでアサインできたのがターゲットからは程遠いデザイナーなら、自分が細かくイメージを詰めた上でサンプルも取り揃えてお願いした方がいいだろう。デザインに限らず、ライティングにしてもそうだ。

システム構築だと、ターゲットよりは要件の方が重要だけれど、それだって相手によってこっちがフローを組み立てた方がいいのか、お任せするのか。あるいはそもそもどういう要件にするかを自分で詰めた上で振った方がいいのか、最初から一緒にやるとか、自分は傍らにいて余計なこと言わない方がいいのか、などある。
たとえばクライアントの担当者もシステムについての技術知識があって、メールや打ち合わせで突っ込んだ話が出るような場合だと、自分のように技術畑の出身じゃない人間は必要なとき以外、黙ってた方がいい。

上記でも「ターゲットに近いデザイナー」だの「最初から出てきてもらうシステム構築担当者」なんかには「丸投げしやがって」「この人、なんのために居るんだろうか」と思われることはありえる。

要するに、人や案件によって「一任」しているつもりなのだけれど、それが「丸投げ」に見えてることがあるんじゃないだろうか、ということ。それを避けるのには「一任」であることをちゃんと伝える必要があるのだけれど、「一任する」と実際に言ったところで「それって丸投げってことじゃん」と思われれば意味はない。そもそも避けることに労力を費やす必要があるのかないのかも微妙だ。まあ、このあたりは継続して培われる関係の中で相互理解に至ればよいなあ、と願うところ。

次に「情報を右から左に~」ということについて。
情報を右から左へ受け渡すとき、普通は以下のような作業が発生している。
・右からの情報をどの左に受け渡すかの判別
・その情報に手を加える必要があるかないかの判別
・あれば手を加える
・その時点で尋ね返すことがあるかないかの判別
・あれば尋ね返す
手を加えるというのは「誤字脱字、誤記の訂正」から「相手の省いた情報を補完する」まで色々だ。複数の情報を一つに再編集することもある。

1番については、手違いがなければ普通は考えなくても判る。それ以降について「手を加える必要も、尋ね返す必要もない」情報ばかりだと、たんに転送しているだけというように見える。だって、こちらの手元でやることないから。むしろそういう情報はヘタに手を加えると、かえって誤解を招く元になる。

以上。それだけ。

と、いうわけで。「丸投げしてくる転送係みたいなダメディレクター」に見えている人が実はそうじゃないかもよ、ヤル気がないんじゃなくて意図があるのかもよ、ということなんだけれど、「そういうこともあるかもね~」くらいには思ってもらえただろうか。まあ、誰がそうで誰がそうじゃないかを見分けるのは「人狼ゲーム」ばりに難しいけれど。
みんな大好き「All About Japan」の2003年の記事にこんなのがある。
サイトリニューアルを検証(後編) リキッドデザインのメリット

現在の「All About Japan」はリキッドレイアウトではない。どうしてやめたのかは知らないが。というわけで、今さらながらwebディレクターから見たリキッドレイアウトの話。というか、「リキッドデザインを今はリキッドレイアウトって言う」って認識で合ってるよな。

これまで、私はリキッドレイアウトを提案したことがない。
・だいたいのユーザから見て、リキッドレイアウトであるかないかは実質、どうでもいい
・そのわりに工数が増える
・そのぶんが、請求に上乗せできない
・クライアントからの要望、需要もない
・自分でも、「わざわざ提案したい」という動機がない
という、実に単純な理由だ。クライアントから「リキッドレイアウトにして欲しい」と言われたこともない。まあ、メインコンテンツの幅を%で指定して、ブラウザ幅に対してサイズが変わるくらいのことはあるけれど、それは「広義のリキッドレイアウト」である。別名「なんちゃってリキッドレイアウト」。「幅を相対指定しただけやんか!」とツッコミが入るボケである。べつに幅を変えるとカラム数が変わるわけじゃない。カラム数不変でmax-widthやmin-widthで「限度ってモン」を設けるにしても、なんとなくそれはそれで泥縄っていうか本末転倒な気がする。

そう。個人的に「リキッドレイアウト」というのは本来、画面幅によって1~nまでカラムまで変わるものだと思っている。異論はあるだろうけど。で、これが実装するとなると難しい。ブログみたいな画面の構成要素ならそこまで難しくはないのだけれど、メインコンテンツのエリア内でさらに複数のカラムが存在し、画像とテキストが右に左に入り交ざったりしているとなると、けっこう手間だ。

じゃあ、制作スタッフが気を利かせるなり個人的なモチベーションなりで勝手にやってくれる分にはまあいいか、というとそうでもない。知らずにクライアントへ提出して、後から「あの、なんかレイアウトが崩れるんですけど」なんて言われると困る。

事情が判明しても「なんでそんなことしたの?」と尋ねられると明快には答えられない。あまつさえ「それはいいから、ブラウザの幅変えてもレイアウトが変わらないようにしてよ」なんて言われようものなら。クライアント側の担当者に納得してもらえても、その上司あたりから「それはいいから、ブラウザの幅変えてもレイアウトが変わらないようにしてよ」と言われることだって充分ありえる。というか、そっちの方がありそう。カラム不変の場合も、「1行の文字数が変わる」以上のことをやるとなると、同様の流れは起こりそうだ。やるならやるで、とにかく着手前にクライアントに了承を得てることが肝心。担当者だけじゃなくて、クライアント側の関係者の、少なくとも主だった人全員には。

リキッドレイアウトに好意的な人の意見がいくつもあるのは知っている、ただ、どうも釈然としないんだよなあ。決め手に欠けるというか。最近は話題に上る機会も減っているようなので、賛同する人ってのもそうそう増えてないんじゃないか。

あ、あとやるとしたらデザイナーにも気を使う。気にしない人はいいんだけど、事前に知らせておかないと「画像とかテキストのバランスがよくなるように調整した苦労はなんだったんだ!」とかなりかねないし、事前に知らせても「どうせ最終的にはこの通りにならないんだよな…」とか思われつつ作業してもらうってのも何だかなあ。

というわけで受託案件の場合リキッドレイアウトは今後も、環境が何がしか大きく変化しない限り、クライアントからの要望がない限り、自分はまずやらないだろうし、提案もしないと思う。
昨年最初の記事を読み返して「オレって頭悪くなってね?」とか思ってみたり。みなさん明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

年明け1発目らしく今年の抱負とか書こうかとも思ったのだが、第三者的に見て興味のあることとも思えないので断念。
今さらながら第21回WebSigCafeの資料とか読んでみて、クライアントが要求している事柄のレイヤーがサッパリ違うことをあらためて実感したのだけれど、まあそこから話を始めてみたい。

2008年の傾向として
・新規案件が減り、運用業務が増えた
・クライアントのビジネスやコンセプト、ブランドイメージをより深く理解した上での動きを求められるようになった
というのがあって、まあこれが2009年も続きそうだ、と。あと費用対効果を前より厳しく見られるようになったとか。制作会社側の話として。この場合の「運用」というのは更新的なものではなくて、企画立案とか効果測定・分析とかも含めた「運用」だ。

正直なところ、そういう要求に応えられる制作会社はそう多くないんじゃないかと思う。なので、それが可能な会社というのは付加価値を持っているということになる。で、そういう会社の立場から考えても、自分含めだいたいの人にとってはあまり身近じゃないかもなあ、という気がするので、では上記のような「付加価値」を持たない会社はどうするか?

結論から先に言うと「知らんがな」ということになる。こっちが教えて欲しいよ。いや本当に分が悪くなる一方なので、とっとと本業がそれなりに順調なメーカーのweb担当者の座にどうにか収まるべく努力した方が生計の手段として考えた場合は正解なんじゃないかという気がする。難しいけど。
あとまあ、これだけサイト構築の敷居も下がってきたんだから、受注案件ばかりの会社もダメ元で自社サービスでもやってみればどうかとは思う。ただでさえ人手が足りなくてヒーヒー言ってるところがほとんどだろうから現実的じゃないかもしれないが、大・丈・夫♪すぐに景気がさらに悪くなって「受注減→人余り」になるから。その余った人でどうにか起死回生を図るだけ図ってみてもいいじゃない!

あと、みんなケータイにますます熱視線を送っている気がするけれど、そっちは脱出口じゃない。前にも書いたけれどプレイヤーが増えればすぐに競争が激化するし収益性は減るし。

対事業主企業としては「そうそう儲かるもんじゃない」だ。PCサイトと実際にはどっこいどっこいくらいなもんだと思っておいたほうがいい。大きく儲かってる会社の「一握り」具合はPCサイトと一緒。

対制作会社としては、「そろそろウチのサイトもケータイ版を作ろう」でちょっとだけ特需があるかも。っても、同じようなサイトでもケータイ版はPC版より単価が低い。理由としては
・既にPC版があるので、内容の制作はない。移植版とでも思えば。
・デザイン費やマークアップ費はどうしたってPC版ほど掛からない(ページ単価が安い)
というわけで、プラスアルファになりそうなのは
・システム(含むCMS)
・動作チェック、機種対応(自前でやるなら)
くらいだろうか。あと、請け負えばあとあとモケータイ独自コンテンツ(待受やアプリ、着うた等)の引き合いや提案が可能かもしれないけど、これも自社で作るんじゃなければ利幅は小さいんじゃないか。

とはいえ、じゃあ「ケータイはせぬが吉」かというと、そういうわけでもないのが香ばしい。まあ、個人的にはケータイに足突っ込んでしのいでいるうちに「PC→ケータイ→?」の“?”の部分が出てくることを祈りたい気持ちで一杯です。

個人的にはどっかでもう一回、昔のいわゆる「総合ポータル」がアップデートして帰ってくるんじゃないかと思うんだけれど、今年かどうかといえば判然しない。あれは資本力が必要そうだけど、このご時世じゃあなあ。

あと第21回WebSigCafeの資料に見られたのが「制作会社の2極化」で、これは昨年前半くらいから、それまで以上に見聞きする機会の増えた意見だと思う。2極というのは上記資料を作っておられるような上位レイヤーの一握りの方々と、私も含まれる「悲惨な事例以外ではTVなんかに取り上げられない零細町工場的な制作会社(制作者)」とだ。

この差がますます大きくなるという見通しは、実感としてはそうかもしれないと思うのだけれど、どんな業界でも上位レイヤーで動いている会社なり人なりってのは本当に僅かなもんで、だいたい人が「社会」を作って以来そんなもんだろうから、明るい見通しではないにしても、そうそう悲観する類のものではないのかも。という考え方で乗り切れ>自分。

とまあ、この話は以上で終わり。「この話」がどんな話だったのかは自分でも要約できないけど。
で、このブログではときおり夢みたいなことを書いているので、以下は初夢ということで。

先に書いたように景気のめぐりが悪くなって人手が余りだしたら、案件獲得のために「大相談会」でもやればいいのではないかと思う。「大」じゃなくてもいいんだけど、総かいた方が勢いがいい。

何をするのかというと、サイトを持っている企業に対して「サイトに関する悩み」を相談してもらう。内容は何でもよくって「アクセスが少ない」だの「資料請求が少ない」だの。で、一次受けでディレクターと営業のペアが話を聴いて、その場で相談対象のサイトをノートPCかなんかで見つつ必要ならデザイナーとかも呼んでごにょる。で、「だいたいこんな点が原因だろう」という見立てをする。
見立ての検証と改善を希望する人とは「ご成約」で、仮受注くらいまでは行きましたよ、と。あとは後日、見積りだの提案書だのを携えて先方の企業へ行くという流れ。

事前に宣伝が必要にはなるが、会場なんかは公民館でも市民ホールでも借りればよろしい。あるいは市民体育館とか。市の広報とかにも宣伝を出して、泥臭さを演出するといいような気がする。根拠はない。強いて言うなら「言語化できない感性ゆえに」。

上手く行けば儲けものだし、失敗してもみんなで一緒になってやるわけだから「思い出作り」とでも考えて乗り切ってください。

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