泥臭いWEBの底から~WEBディレクター覚書~

WEBディレクターというのは何を考えておるのか。その一例。

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「はてなニュース」というサービスがありまして「みんなで楽しくトクダネ情報」というものなんだそうですな。それ以外の説明は特にないのだけれど、みんなでニュース記事風の文章を投稿してニュースサイトごっこをするサービスらしい。「トクダネ情報」と書いてあるけれど、今の感じだと別人にするくらいの手の入れ方をしないと誰にとってもどういう意味でも「トクダネ情報」が出てくる可能性は極めて低いと思われるので、まさか本気で言っているわけではないと思う。

今のところ以下のような傾向の記事がある。
・たぶんはてなユーザ(の一部?)にしか「興味も関心も持ちようがない」or「なんだかよく判らない」記事
・たいして面白くもない架空ニュース(書いた人のセンスが悪いってわけではなくて、そこまで本気で面白い架空ニュースを書こうというほどではなかったんだと思う)
・小学生の作文みたいなオピニオン(ちゃんと書くのが面倒だったんだろうと思う。もしくは、ちゃんと書くぐらいなら自分のとこかよそに書くか)
といった3つ。
1番目はともかく、2番目と3番目は「試しになんか書いてみるか」くらいのノリで、まあ軽く流す程度の力で書いてみたんだろうという点が共通している。

あと僅かに
・役立つんだか、本当なんだか微妙な記事
が載っている。

だいたい「みんなで楽しく」という言葉が冗談でも大嫌いなのだがまあそれは個人的な好みの問題だからいいとしても、そしてこれが実験的なサービスを展開する「はてラボ」のものだということを差っ引いても、「はてなニュース」の開発者や運営者や企画者が何を考えたのか、何をどうしたいのか、というかもう何が何やら頑迷固陋で旧弊な自分には徹頭徹尾よく判らない。そういう意味ではとても気になるサービスだ。

あまりにもよく判らないので言及している記事がないか検索してみたのだけれど、たいした成果は得られなかった。世間的には「はてなボトル」の方が話題を集めているようなのだけれど、そっちは個人的にはどうでもいい。
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以前「お前はオレのママ…なのか?~業務引継ぎエトセトラ」lという記事を書いた。要はまあ「業務マニュアルは作るといいことあるよ」という話に、「それを活用して業務引継ぎをしよう」という話を足したものなのだけれど、具体的にじゃあどういうふうなマニュアル作りをするかは例によって面倒なので説明しなかった。
で、「業務マニュアル」の作り方を主題とした丁寧な記事があった。
「ガイドライン策定」のすすめ(前編)

前編なので、後編もそのうち読めることと思う。
まあこれは「web制作ガイドライン」なので、私が言う「業務マニュアル」に概括される位置付けになる。で、上記記事を読んでいてそういえばデメリットと言うか落とし穴について書いていなかったことを思い出した。他の多くの物事と同じように、「業務マニュアル」や「web制作ガイドライン」にもプラスの面とマイナスの面がある。
プラスの面は「お前はオレの~」や「「ガイドライン策定」のすすめ」にも書いてあるので、以下のマイナスの面について。

・すぐ肥大化する
 →前に書いたことがある気もするが(追記:あった)、個人的な体験から。とあるクライアントのサイトには、かなりキチンとしたガイドラインがあった。そのサイトはリリースから既に何年も経過しており、そのサイトの新規コンテンツを担当することになった。で、各種仕様がそれなりに存在すると言うことでガイドラインを渡されたのだが、まずこの両が膨大。それを理解する(というか大部分がその案件にはたいして関係ないと判断する)までに結構な時間がかかった。内部でずっと付き合ってきた関係者からすれば少しずつの追加なのだろうけれど、その結果である膨大な積み重ねをいきなり渡されると、部外者にはハッキリいってキツいし着手する前に力尽きそう。
 
制作スタッフはそれぞれ自分の関係しそうなところだけ見ればいいと言っても、どこまでが自分に関係するのか?一見関係なさそうなところに自分の役割と関係しそうなところはないか?といった辺りを検証するだけでも相当にダルい。ガイドライン中、どの要素は死守でどの要素に柔軟性があるかも途中参加者が見極めるのは難しい。

・例外の扱い
 →ガイドラインに記載されていない部分をどう判断するか?というケースが発生する。あるいは、今回の与件を満たすにはガイドラインから例外的な対処が必要そうだとか。そういう事例に「判断を迷う時間」や「先方に確認取りする時間」なんかが時間として計上され、意外とスケジュールを圧迫する。また、納品時にガイドラインに照らしてチェックする時間が必要になって、「問題はないんだけどガイドラインに反するから直して」的な流れが発生するとか、もうね…。

・計上しにくい
 →こうしたガイドラインへの準拠対応は、なかなか工数としてきちんと価格に反映しにくい。そのくせ、そのための作業負荷や工数は確実に「ゼロではない」ので悩ましい。

策定側は作業の効率化や成果物の規格化などの必要性から「良かれと思って」策定しているのだろう。そして細かな積み重ねを通して、都度都度「こうしておけば、ここを見れば迷うことはあるまい」とか考えて細かいところまで明確化したのだろう。けれど、途中参加者からすればぶっちゃけ「かったるい」以外の何物でもないケースが見られる。これはお互いにとって不幸な問題だ。関係者が固定的だったり、部内者限定だったりすると詳細なガイドラインは有効に働きやすいような気がする。逆の場合は上手く行きにくいような…。

そもそも上記「「ガイドライン策定」のすすめ(前編)」の内容だって、流し読みできない実際の状況として目の前にあれば、かなり鬱陶しい。まあ、自分が怠惰なだけだが。システムとかだと毎度毎度、もっと詳細なドキュメントを理解するとこから始まったりするだろうし。にしても、「それが普通」というのは「有価値なこと」とはイコールではないしな。

とはいえ、そうは言っても、過去記事でプラスの面を書いたように、こうしたマニュアルやらガイドラインやらを否定したい気はない。なんと言うかまあ、そういったものが有効に働くか却って非効率化を招くのかはケースバイケースで難しいよなあ。ただまあ、デメリットも意識しとかないと容易に非効率を招くものに成り下がるよなあ、というお話。

【追記】
文中、「お前はオレのママ…なのか?~業務引継ぎエトセトラ」のリンクが切れていたので修正しました。ご指摘くださった方、ありがとうございます。
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