泥臭いWEBの底から~WEBディレクター覚書~

WEBディレクターというのは何を考えておるのか。その一例。

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受注案件を効率的に遂行するチーム作り」という記事を読んだ。この記事ではディレクターが必要な情報を各担当者に割り振る「ディレクター中心型」と、ディレクターはまとめ役に徹し、情報の把握と理解は各スタッフがやる「ディレクターはまとめ役型」の二つの体制についてメリットとデメリットとを上げている。「ディレクター中心型」が受注案件に対する体勢としては一般的だろう。上記記事ではその体制で生じる問題点の解決案として「ディレクターはまとめ役型」が提示されている。

分かりやすく書かれており、同じような問題を抱えているディレクターにとっては役立つこともあるだろう。が、「ディレクターはまとめ役型」は上記記事の「注意点」で上がっていること以外にも、考えておくべき課題がある。

上記記事で提示される「ディレクターはまとめ役型」というソリューションは結局のところ、webディレクターの仕事の一部を他の制作スタッフに分担してもらうことに他ならない。そのため、制作スタッフからすれば以下のように見えるだろう。

・インプットの増大
 →今までよりも自分のところへ来る情報量が増える
・取捨選択の発生
 →上記に関係しているが、今までは自分に必要な情報だけがディレクターから届けられていたのに、今度は自分にとって本当に必要な情報かどうかを取捨選択しなければいけない。見落とさないか、見落とした場合は自分にも責任がある、などの心理的な負担も増える

また、

・自分に直接関係ない情報だと判った時点で、その情報を見るのを止める

という反応だって往々にしてあるだろうから、ヘタをすると「密に情報共有してますよ」という体裁だけで、実際は相変わらず各担当者にあらためてディレクターがアテンションしなければならないという事態にもなりかねない。

さらにディレクターからすれば

・各スタッフがそれぞれに必要な情報をちゃんと受け取ってくれている

という点に自信が持てないと、なかなか難しい。出ないと結局は不安に負けて、自分からもアテンションを出してしまうだろう。

この辺はディレクターが各制作スタッフに「共有される情報へ積極的に注意しよう」という気を起こさせられるかどうかが成否を分けるポイントになるだろう。上記記事にある「自由な発言云々」以前に。

一つの案件の作業分野に複数の担当者がアサインされている場合(プログラミングを担当しているプログラマが複数いるとか、デザインを担当しているデザイナが複数いるとか)ならば、「ディレクターはまとめ役型」の効果を比較的ラクに最大化できるかもしれない。

下種の勘繰りになってしまうが、「ディレクターはまとめ役型」ってのはwebディレクターが業務として追うべき努力義務の一つである「必要な情報を必要な人に確実に伝える」という部分を怠っているように見えなくもない。たぶん簡単にエッセンスだけが書かれているので、私が誤解しているのだろうけど。

あとまあ、「ディレクター中心型」でMLを活用したりCCで同報をマメにしたりするのに比べ、どこが大きく優れているのかをもっと聞きたかった。

うーん。「受注案件を効率的に遂行するチーム作り」という記事がなかなか良いと思って少し補足的なことを書こうとしただけなのに、ずいぶんネガティブな論調になってしまった。「だからダメだ」ではなく「こういう点も課題として考えておくと成功率がアップしそう」ってことが言いたかったんだが。「ディレクターはまとめ役型」という手法そのものは、決して悪くないと思うんだけどなあ。ああ、悪いのは私の性根の方か。
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