泥臭いWEBの底から~WEBディレクター覚書~

WEBディレクターというのは何を考えておるのか。その一例。

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大手企業と中小企業の違いというのはあれこれと存在しているし、その違いについて書かれたブログ記事なんかも多い。そうした話の中には業種を超えたものもあるし、特定の業界に固有のものもある。自分も短期間ならが大きな企業で働いたことがあるので、けっこう共感できることは多い。

ただそうした違いの中で「自分が痛感し、なおかつ他の記事の中であまり指摘されていない」違いがある。今日はその違いについてつらつらと書いてみたい。

IT-WEB大企業が提供するコンシューマ向けサイトとして代表的なのが、ISPポータルだ。
たとえば、こうしたポータルを並べてみる。

上記のサイトには、ある共通したポイントがある。運営元がISPじゃなくても、ライブドアとかエキサイトなんかは同じような共通点がある。ポータル以外では、Gyaoが当てはまる。

だいたい答えはわかってもらえたと思うが、「自前のコンテンツが少ない」という点が共通している。かといって、投稿コンテンツが多いというわけでもない。では、これらのサイトのコンテンツはどこから来るのかと言うと、言うまでもなく「買って来る」のだ。あるいは「買ってもらっている」。

こうした大企業のコンシューマ向けサイトでは、コンテンツをどこかから買ってくるのが一般的だ。次に多いのが、コンテンツの露出をしたい企業に掲載枠を買ってもらう方式。不動産や結婚恋愛、求人などはこうした「買ってもらってる」方式の場合も多い。なので、特定のポータルで情報を探していると、最後の詳細なページは外部サイトだったりする。Gyaoだってたいていのコンテンツは放映権を買ってきたものだし[*1]

ということはどういうことか。こうした大企業のサービス担当者はwebディレクターやwebプロデューサーとしての能力に加えて、「どこからいつ、何を買ってくるか」というバイヤーとしての能力が求められるのだ。サイトの運用や実装は外注に投げてしまって、バイヤーとしての能力だけが勝負どころだったりする場合もある[*2]

では、こうした企業が優れた「コンテンツバイヤー」の育成に力を入れているかというと、そうでもない。「コンテンツバイヤー」と割り切ってしまうことに抵抗を感じているのかもしれないし、バイヤーを育てるノウハウがないのかもしれない。とはいえ、映画や小売ではカリスマバイヤー的な人がいるんだし、日本のweb業界でもカリスマバイヤー的な人がいても不思議ではないのだが、残念ながら私は知らない。まあそもそもweb業界で実態が「コンテンツバイヤー」なんて人の絶対数は少ないだろうし、今後もそうそう増えないだろうけど。

とはいえ、こうしたコンテンツバイヤーの人はそれなりにバイヤーとしての経験を積んでいるので、web上でもっとこうした人のノウハウを生かせるような仕組みがあればいいのだが、現状ではなかなか難しい。もったいない話だ。
  1. とはいえ、最近では各社共に自前コンテンツや投稿方コンテンツも増えてきつつある。[↩back]
  2. 「枠を買ってもらう」のは営業の役割が大きいのだが、媒体資料などを作る必要がるので、本来的な意味での「セールスマン」としての才覚もある程度は必要。[↩back]

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