泥臭いWEBの底から~WEBディレクター覚書~

WEBディレクターというのは何を考えておるのか。その一例。

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(あいも変わらず印象トーク。しかも散漫になってしまった。)

かつてスノウクラッシュに感銘を受けたクチなので、セカンドライフについて最初に知ったときは胸がトキメいたものだ。けれどもその後、日本ではなんとなくパッとしない。日本人ユーザーはなかなか増えないし、すでに失速しつつあるんじゃないかという見方もだんだん増えてる気がする。

たしかに自分もスクリーンショットを見たとたん、「あ、これは日本で流行らなさそう」と感じた。主にグラフィックのせいで。あと、スペックの関係で。
とはいえ、日本人のことだから「才能の無駄遣い」でアイマスみたいな「2Dっぽい3D」のアバターが増える可能性はある。それにPCの標準的なスペックは放っておいても自然と上がるだろう。それで普及しやすくなるだろうか?いまのところ、よく分からない。

一方で、日本の企業はセカンドライフでどうにかしようという動きが増えている。たとえば今日は以下のような記事を読んだ。

テレビは早晩、セカンドライフ等に引っ越すのか?
http://www.socialnetworking.jp/archives/2007/06/post_695.html


要約すると、「テレビをセカンドライフ上で放映すればユーザがチャットしつつ観られるから、テレビ視聴という経験の楽しさが向上し、若者ももっとテレビを観てくれるんじゃないか(と期待するテレビ局が出てきてる)」ということだ。まあ、大昔の「街頭テレビ」をWEBで蘇らせようという感じだろうか。

こういう商業っぽさもユーザを敬遠させている一因かもしれない。ただ、セカンドライフがユーザからしばらく敬遠されている方が、企業としては望ましいかもしれない。

というのも企業が日本人ユーザに対してセカンドライフ上でなにかする場合、現状では
・情報を高い割合にリーチさせやすい
 100万人の50%に認知させるのは難しいが、100人の50%ならそうでもない

・爆発炎上しにくい
 母集団も少なく、比較的ネットリテラシーの高いユーザが多いだろうから、何かやらかしても炎上よりはスルーされるだけで済みそう

・動員対策が立てやすい
そこまで大勢の人が集まらないなら、イベントするとしてもわりと手軽にできそう。武道館でイベントするより、市の公民館でイベントする方が手軽なのと同じ

・ユーザとコミュニケーションが取りやすい
1000人も人が来ると、その一人一人とコミュニケーションを取るのは困難。人数を絞っても、どうしても薄くなる。10人くらいなら一人一人と濃いコミュニケーションが持ちやすい。

というわけで企業側がネットでイベントをする際に懸念しそうな部分が、今のセカンドライフではクリアされているんじゃないだろうか。

なので、現状が続くうちに日本の企業はローリスクであれこれ試してノウハウを積み、セカンドライフかそれに類似したサービスが日本で普及するころにはすっかり洗練されている、という寸法。

セカンドライフが企業にとって「来るべきメタヴァース時代との付き合い方を模索する、優良な実験場」であるなら、先行投資としてそこそこ金を突っ込むのも愚行ではない気がする。どうだろう。無理があるだろうか。
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