泥臭いWEBの底から~WEBディレクター覚書~

WEBディレクターというのは何を考えておるのか。その一例。

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kemiさんの「見てないだろ。」というエントリを読んで、深く共感した。明らかに見てないだろうレベルで納品してくる人はいるし、あれはホントに苛立たしい。チェックを中断して、修正箇所も指摘せず突き返したことが何度かある(スケジュールに余裕があるときに限るが)。

理由としては納品してくる人間の資質もあるだろうけれど、どうも「商流内での位置づけ」も大きく関係しているのではないだろうか。

WEBに限った話ではないけれど、何か制作するときは以下のような商流が一般的だろう。

クライアント→元請け→外注業者(下請けと孫請けを含む。数は0~n)

この中で、制作物のチェックに対して一番敏感にならざるをえないのは、元請けのディレクターである。なにか問題があった場合、もっともダイレクトにクライアントからのクレームが跳ね返ってくるからだ。責任も問われる。
そもそもクライアントからは「クライアント→製作チーム」というようにしかイメージされておらず、その中でも直にやり取りするディレクターしか見えていないことが多い。なので、たとえ下請けや元請けの責任であっても、クライアントはディレクター以外に責任の問い先を知らなかったりする。

外注業者は当然、自分たちのクライアント(元請け)の背後に大本のクライアントがいることを知っている。するともしかしたら、もしかしたらだが、彼ら外注業者からも商流は「クライアント→制作チーム」としてイメージされているのではないか。そして元請けに対して、ディレクターの役割を求めているのではないだろうか。直にやり取りするディレクターしか見えていないわけだし。つまり、外注業者にとって元請けは「クライアント」ではなく「制作チームのディレクター」なんじゃないだろうか。

これはディレクターにとって不当な受難というわけではない。「責任の所在であること」はディレクターにとって、デフォルトで備わっている役割のひとつだからだ(まあ、実際にはディレクターの上司なんかがさらに居るわけだけれど)。また、制作物チェックが本来業務に含まれるのもディレクターである。他の制作スタッフだって自分の作るものには責任を持って欲しいが、もしみんながディレクターと同レベルで制作物のチェックを始めたら納期も遅れるし、ディレクターのチェックは「形式」あるいは「念のため」でしかなくなってしまう。

なのできっと、チェックの甘い制作スタッフは胸のうちでこう思っているに違いない。「ディレクターさん。チェックは任せた。自分は精一杯早く、求められたものを形にするから。それだけに集中するから。お互い、自分の役割に集中しよう。だから、任せた。それにアンタの校正力が誰よりも優れていること、信じてるから」

なーんてな!そうとでも思ってなきゃ、やってらんないっつーの!だいたい、外注先でフロントにディレクターが立ってる場合、そいつは何をしてるんだって話だ。自分とこの制作物、見てないだろ。
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