泥臭いWEBの底から~WEBディレクター覚書~

WEBディレクターというのは何を考えておるのか。その一例。

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--.--.-- --:-- | スポンサー広告 | トラックバック(-) | コメント(-) |
前の職場では「ディレクターはディレクションに集中すべき。ディレクターが実制作に参加することを織り込んだディレクションは下策」という風潮があった。実際、ディレクション以外のことをする時間はないし、そんなことを始めれば他の進行が止まってしまう。修正者が増えれば版管理も煩雑になる。
けれども自分は「こんなもん、いま、ここで、1分で、オレが直したるぁ!!」という衝動が人一倍強いらしく、この衝動を抑えるのに難儀していた。

ひるがえって現在の常駐先はWEB系の会社ではないので、そんな風潮はない。むしろ、ささやかとはいえ自分の実勢作スキルも期待されている面がある。そこで案件が動き出す際に、「いざとなったら自分で仕上げますから。あはは~」といったセリフが出てきてしまう(いまのところ、実際に自分で帳尻を合わせるような事態は起きてないが)。

しかし最近、こうした発想はディレクションにおけるリスク管理の感覚を鈍らせるんじゃないかという気がしてきた。帳尻あわせが簡単にできるという前提で動いてしまうせいで、進行管理に甘さや粗さが出てきてしまうのではないか。

実際のところどうなのかは解らないが、自戒しておこうと思う。
スポンサーサイト
goat


5/26~27に開催されたデザインフェスタに友人と二人で出展してきた。
写真を見てもらえれば分かるように、ブースとも呼べないような場所でおみくじを売ってきた。黙って立っていると人が来ないので、キャッチセールスばりのトーク&アクションでどうにか完売。ありがとうございました。

以下、次回のためのメモ。

01:観察
歩いている人のうち、チラっとでもこちらを見る人がいないか観察する。

02:呼び寄せ
手に持ったものをかざして振る。手招きをする。手を振る。声は出さない。
いったん通り過ぎても振り返ることがあるので、諦めない。
特に手を振るのは「知り合いか!?」とか「え?わたし?」などと思ってくれるのか、わりと足を止めてもらうのに有効。

※人通りが多かったりブースが密集していると上手くいかないと思われる。

03:売り込み
ブースまで来てくれたら、うざくない程度にしゃべる。「おみくじどうですか?」からスタートすると自然な感じ。現物が見えないので、背後のサンプルを示すのも有効。

04:褒める
買ってくれる人には、感謝の気持ちを込めて褒めまくる。ありがとうの代わりに「太っ腹」「男前」「優しい」など。あと、おみくじ引いた人はその場で結果を見るので、適度にフォローしたり話しかけて笑わせたりする。邪魔にならない程度で。

注意点:とにかく引き際を心得る。鬱陶しいと悪印象だし、自分だってそんなのされたら嫌だ。それに、来場者には当然だけど楽しんで欲しいし。

05:気付いたこと
・ネタのおみくじなのに、意外と結果の運勢を気にする人が多かった。悪い運勢を引いた人とか
・ご利益という言葉を口にする人がたまにいた。それはおみくじではありません
・二人連れだとしばしば、同じ運勢を引くペアがいた。不思議
・子供がおみくじを引きたがって来てくれる親御さんがわりといた
・外国の人は「おみくじ」というものを日本人ほどカジュアルに考えていないのかも。「Fortune Telling」と言ったら、「まだ運命は知りたくないよ」とか言う人が多かったので
・二人以上のグループだと、出た運勢の優劣を勝負したがる人が意外に多かった。仲間内で楽しむネタに貢献できて嬉しかった

というわけで課題は色々と残ったが、まあよし。こうした展示即売系のイベントへ行くのは初めてだったけれど、楽しかった。

外注さんに修正依頼を出す際、どう考えても5分~10分でできる作業、というのがある。Flashのテキストを一文字だけ変えるとか。しかし、実際に上がってくるのは2時間後だったり、翌日だったり、ということがよくある。

もちろん、先方にはその時々で着手しているほかの案件があるのだろうから、仕方ないことだ。
できれば短時間で片付く作業を優先的に処理して欲しいところだが、そうすると時間の掛かる案件ほど遅れてしまうだろうし、短時間の作業でも集中すれば完了が遅れる(10分の作業が10件集中すれば、10番目の作業は100分後に終わる)。
なので、短時間で片付く案件から優先的に処理してほしい、というのはディレクターの勝手な言い分でしかない。でも、10分の作業が2時間10分後に上がってくるのと、2時間の作業が2時間10分後に上がってくるのとでは、インパクトが違う。

そこで、どうにかして相手の抱えているタスクへ割り込み処理をかける方法を考えるときがある。

もし本当に一刻を争う緊急の処理なら、電話してでも何でも相手に泣き付いてすぐ着手してもらえばいいし、正当な理由なのだから交渉もしやすい。しかし、普段から使える手段ではない。

では、たとえば修羅場な進行が佳境に差し掛かり、緊急ではないもののそこで他の作業を中断させたくない、というときにどうするか?

方法は色々あるだろうけれど、まず「穏便に」割り込み処理をかけるのに必要な最低条件は以下の二つだと思う。
・先方に、それが簡単な修正であることを認識してもらう
・急いでやって欲しいことをそれとなく感じてもらう

そこで以下のような方法を取ることがある。

ステップ1:メールで修正指示を書く
簡単な修正なので、口頭で誤解なく手短に伝えることは可能だろう。でも、面倒がらずにメールにする。必然性というより、ステップ2を演出するための仕込み。この段階ではまだ送信はしない。メーラーはそのまま!

ステップ2:電話する
送信ボタンを押すと同時に電話する。
「あ、今メールを送ったんですが。え?まだと届いてない?ちょっと受信してみてもらっていいですか?あ、届きました?えっとちょっとした修正なんですが、メール見てもらえます?(中略。相手にメールを見てもらいながら内容を口頭で伝える。すぐに伝え終わる)」

以上。ポイントとしては、「メールを目で見て、修正量の少なさを直感的に知ってもらえる」「メールしてすぐ電話という演出で、何も言わずとも急いでいることを印象付けられる」といった点が挙げられる。おまけに、相手へ掛かる精神的な負荷もほとんどない。

もちろん、これが最良の方法というわけではないだろう。もっといい方法を知っている人がいたら、ぜひ教えて欲しいと真剣に思う。それでも、すぐに上げてもらえるとは限らない。最終的には先方の考え次第なのだ。というわけで

ステップ3:
電話を切ったら、神に祈る



あと、告知。

明日5/26(土)~5/27(日)の両日にかけて、東京ビッグサイトで行われるデザインフェスタに参加します。ブース番号はD-0056です。カメラマンの友人が取った写真に私がテキストをつけ、神社のおみくじ風にしたものを出します。
WEB DESIGN MANSIONというサービスがある。
サイトを購入するのではなく、賃貸するらしい。
見栄えよくデザインされたテンプレートに月額で家賃を払う、というものだそうな。たとえばこんなの
http://www.wdmansion.com/bukkendata/woody/103/
見ての通り、Flashベタ張りです。掲載内容はコンセプト、事例、会社概要の三つ。テンプレートによってはなんと「リンク」もつくらしいです。
立ち上げ方法としては契約後、各ページに掲載するテキストと画像を送るとFlashに組み込んでくれるそうです。エントリーテキストに必要事項を書き込んで、画像とともに送るというイメージ。

「ひどいな」と思うと同時に「うらやましいな」とも思い、ニヤニヤしっぱなしである。

ひどいな
※以下、主観が入りまくりです。
テンプレートのカスタマイズ不可なので、おそらくコンテンツの種類は増やせない。となると、このサイトが実現できるのはせいぜい「名刺の拡大版」程度のものだろう。つまりまあ、WEBサイトには色々な役割を持たせられるが、これでは「名刺の拡大版」くらいにしか機能だろうしないということだ。
それに対して月々1万円弱を支払うのは高いのか安いのか。まあ、何もないよりはいいんだろうが、ブログ+各種フリーサービスでいいじゃん?とも思う。その方が、ユーザの支払うランニングコストは安いはず。

あと、コーポレートサイトでFlashベタ張りというのはいかがなものか。エントリーテキストを見る限りではキーワードとディスクリプションは入れてくれるらしいが、系のタグはないし本文もFlashに組み込みなのでサーチエンジンには認知してもらえないだろう。また、自分では文言や図版を差し替えられないようなので、その点も不便だ。

それに、サンプルを見る限りでは文字コンテンツのテキストはコピペできないっぽい。コーポレートサイトならアクセスした顧客が何らかの文字情報を抜き出したいと思うシーンもあるだろう。特に会社概要。そんなとき、顧客に文字を全部て手打ちさせようと言うのだろうか。

それに、エンタメサイトでもないのにページ遷移ごとにFlashでアニメーションが入るというのも鬱陶しい気がする。こちとら仕事で見てんだよ!しかもそのアニメーション自体、カッコイイかどうか微妙だ。

確かに「カスタマイズ不可」「フルオーダーがよければWEB会社に頼め」とはっきり書いているのだから、ニーズにマッチしない人は利用しなければいい。しかし、ネットに疎い人間にはマジそういう判断とか発想とか期待できないから。マジでな。ユーザが諸々理解したうえでこのサービスを使ってるならいいけど、そうじゃないユーザが「名刺の拡大版」をそれ以上のWEBサイトだと思って、最低でも年間63,000も払うことになるかと考えると、ちょっと…。


うらやましいな
サイトを制作する際、よっぽど大型案件でもないとサイト立ち上げそのものではそこまで儲からない。むしろ立ち上げ後の更新や拡充、メンテといった「運用」でどこまで食い込めるかが、儲けにとっては大きく影響する。立ち上げは一回きりだが、運用は何度もお金が入ってくるからだ。その点で、WEB DESIGN MANSIONは最小の立ち上げコストを投入すれば、あとは「家賃」という形で月々決まった額のお金が入ってくる。ページ自体のカスタマイズはしないそうなので、運用業務に投入すべきコストも最小限で済むはずだ。一度入居者が入れば、そこからは一定期間、低コストで安定した収入が見込める。まさに夢の「大家メソッド」。ちなみに家賃は5,250円~。その額で100人のユーザが1年間利用してくれれば、トータル6,300,000円。会社というサイズで図れば大きくはないかもしれないが、まあ別に、他に普通の制作仕事もしてれば悪くはない。

「ひどいな」で書いたことは、多少なりともWEBに興味のある人ならまあ、言わずもがなだろう。ポイントは「うらやましいな」の方だ。

現場の制作スタッフのうち、WEBディレクターは一番「お金」と接する機会が多い。「みんながあれほどがんばってくれた結果が、これくらいのお金にしかならない」と思ってうなだれることも少なくない。上に書いた「どこまで運用に食い込めるか」も営業とWEBディレクターに掛かっていることが多い。制作スタッフの作ってくれた素晴らしいものを、きちんと売り込まないといけないのだ。

そうやって右往左往していると、ある日ふと、ビジネスモデルを考えている自分がいる。サービスやコンテンツではなく、いかにして儲けるか、を。商売なのだから、それはそれで大事だ。こちとらボランティアでやってんじゃねえんだ!

とはいえ、WEB DESIGN MANSIONを見て「ダメだダメだ!」と切り捨てられず、「あー、ちょっと羨ましい、かも」とか思ってしまう自分は、フォースの暗黒面に落ちるのも時間の問題だと思う。だってっ!出会い系サイトとかも儲かってそうで羨ましいしっ!
Twitterは面白い。何がどう面白いかはいくつかのブログで書かれているので、Twitterでブログ検索してみたらいいと思う。説明を外部へブン投げるのが好きなので、許して欲しい。

でまあ、面白がってここ2週間ほどGoogleトーク経由で熱中していたのだけれど、ここ数日で2回ほど、なんとも言葉にしがたいことがあった。

1回目は先週のこと。仕事でひさしぶりにFlashでモノづくりをすることになった。自分でFlashで何か作るとか数年ぶりだったので記憶を一切失っており、けっきょく丸一日かかった。その間、Twitterは見てない。視界の端でGoogleトークが何かポップアップ表示してるなあ、程度。

2回目は先週末。その日は一日外出していて、とくにモバTwitterも見てなかった。

で、だ。この日はどちらも「久々に部屋を片付けた」ような、不思議なスッキリ感があった。なんだろう。とても開放的というか、飲み会が終わって家に帰り着いたときと言うか…。

おそらくこのところ、意識のリソースのうち何割かが常時Twitterに振り分けられていたのに、急にそれがなくなったせいだろう。自分はきっと、ほどほどの距離感でTwitterと接することができていなかったんだろうな。

それにしても飲み会。Twitterはメンツが入れ替わり立ち代りして終わらない飲み会みたいなものかもしれない。今のところは。
まあ、直感トークなので理由付けとか説明はないけれど。

というわけで、これから当分のあいだTwitterは放置して様子を見ようと思う。
「職業はWEBディレクターです」と言うと、WEB業界の人以外には「じゃあ、プログラムとかできるんですね」とよく言われる。「えぇ、いやまあ簡単なことなら」と答えるのは見栄ではなくって、否定するのは面倒だからだ。まあ、そう熱くなるなよ。クールに行こうぜ!実際、モノにもよるけれど初歩的なことならできなくはないし。
あと、「ディレクターってことは偉いんですね」とも言われる。「そんなことないっスよ」と答えるが、これはマジだ。

しかし、どちらにせよ自分はそこで微妙な空気を感じてしまう。相手はそんなこと感じてもないだろうに、無駄に劣勢に立たされる。

追い詰められる自分「いやっ、あのまあ進行管理が主な仕事です(←いつもの倍速で)」

とまあ、これで相手も微妙な空気へ巻き込むことに成功するわけだが、およそ意味がない。できればディレクターという呼称を変えて欲しい。暗部とか。

「職業はWEB暗部です!」

あれ?意外と悪くない。
kemiさんの「見てないだろ。」というエントリを読んで、深く共感した。明らかに見てないだろうレベルで納品してくる人はいるし、あれはホントに苛立たしい。チェックを中断して、修正箇所も指摘せず突き返したことが何度かある(スケジュールに余裕があるときに限るが)。

理由としては納品してくる人間の資質もあるだろうけれど、どうも「商流内での位置づけ」も大きく関係しているのではないだろうか。

WEBに限った話ではないけれど、何か制作するときは以下のような商流が一般的だろう。

クライアント→元請け→外注業者(下請けと孫請けを含む。数は0~n)

この中で、制作物のチェックに対して一番敏感にならざるをえないのは、元請けのディレクターである。なにか問題があった場合、もっともダイレクトにクライアントからのクレームが跳ね返ってくるからだ。責任も問われる。
そもそもクライアントからは「クライアント→製作チーム」というようにしかイメージされておらず、その中でも直にやり取りするディレクターしか見えていないことが多い。なので、たとえ下請けや元請けの責任であっても、クライアントはディレクター以外に責任の問い先を知らなかったりする。

外注業者は当然、自分たちのクライアント(元請け)の背後に大本のクライアントがいることを知っている。するともしかしたら、もしかしたらだが、彼ら外注業者からも商流は「クライアント→制作チーム」としてイメージされているのではないか。そして元請けに対して、ディレクターの役割を求めているのではないだろうか。直にやり取りするディレクターしか見えていないわけだし。つまり、外注業者にとって元請けは「クライアント」ではなく「制作チームのディレクター」なんじゃないだろうか。

これはディレクターにとって不当な受難というわけではない。「責任の所在であること」はディレクターにとって、デフォルトで備わっている役割のひとつだからだ(まあ、実際にはディレクターの上司なんかがさらに居るわけだけれど)。また、制作物チェックが本来業務に含まれるのもディレクターである。他の制作スタッフだって自分の作るものには責任を持って欲しいが、もしみんながディレクターと同レベルで制作物のチェックを始めたら納期も遅れるし、ディレクターのチェックは「形式」あるいは「念のため」でしかなくなってしまう。

なのできっと、チェックの甘い制作スタッフは胸のうちでこう思っているに違いない。「ディレクターさん。チェックは任せた。自分は精一杯早く、求められたものを形にするから。それだけに集中するから。お互い、自分の役割に集中しよう。だから、任せた。それにアンタの校正力が誰よりも優れていること、信じてるから」

なーんてな!そうとでも思ってなきゃ、やってらんないっつーの!だいたい、外注先でフロントにディレクターが立ってる場合、そいつは何をしてるんだって話だ。自分とこの制作物、見てないだろ。
昨年、ビックカメラのポイントがチャージできるスイカについて、このブログとは別のところに書いた。要約すると「スイカで買い物できる範囲が広がったら、ビックは貨幣を発行していることになるんじゃないの?ビックの社員が自分でポイントをスイカにチャージして買い物したら、窃盗とか横領になるの?」という内容だった。

今年は「電子マネー元年」だかなんだかで、それ関連の話題も増えている。そんななか、気になる記事を読んだ。

グーグルに対抗する為、電通は貨幣を量産する

ネタ元の日経ビジネス第2特集を読んでいないので本当かどうか知らないが、もし本当なら、これも貨幣の発行ということになるだろう。面白い。

で、本題。仮に電通が上記記事のようなことを始めたとしたら、起動しとくだけで「ボットがひたすらクロールして、広告を見たことにしてしまう」プログラムなんかが出てくるんじゃないか。パソコンつけっぱなしでプログラムを稼動させれば、小銭がちゃりんちゃりん。無職でも収入が得られ、ベーシックインカムの実現、みたいな。まあ、そう簡単に騙せはしないだろうけど。

そのうち江戸時代の金座銀座みたいに「あらゆる電子マネーならびにポイント間に変動相場を設け、好きな電子マネーやポイントに両替してくれる」とかいうサービスが出てくるかもなあ。「nanaco:waon:Amazonポイント=1:1:5」みたいな。手数料が収入源で。
dokamontiさんのエントリ「メルマガのディレクション。」を読んでコメントしたら、レスがあった。その中に気になる言葉が。

メルマガでディレクションを学んで
慣れていって
いづれはサイトを手がけていく
というのが先輩方の狙いらしいです。
確かに、ワークフローって
ほとんど一緒みたいですね。


考えてみれば、その先輩は慧眼だ。たしかに新米WEBディレクターが基礎力を養うブートキャンプとして、メルマガというフィールドはとても適している。
偶然だけれど私も実制作からディレクションに移った当初、2年ほどメルマガのディレクションも手がけていた。思い返せばこの期間が、サイトのディレクションをしていく上で大いに役立っている。以下、どういう点が基礎力を養うのに適しているかを挙げてみよう。


取り組みやすい

メルマガのディレクションはプロジェクトとして規模が小さく、技術的にも難しいものは要求されない。製作チームの規模も小さく、関係者も少ない。なので管理がしやすく、新米のWEBディレクターが手がけるにはちょうど良い。


プランニングしやすい

メルマガは形式で分けると2種類ある。
・テキストメルマガ
・HTMLメルマガ
両方に共通しているのは、機能制限が大きいこと。JAVAスクリプトは使えないし、フォーム類もダメ。Flashもたしか不可で、動画配信は実験したけれど、うまく表示されないメーラーがいくつかあってダメだった。フレーム要素も使えない。要するに画像と文字を表示し、リンクを設けるくらいのことしかできない。テキストメルマガはそもそもプレーンテキストなので、言うまでもなく出来ることは限られている。

こうして自然と選択の幅が狭まるので、UIとかギミックとか技術用件とかを考える必要がない。WEBそのものに初心者であっても、わりと容易にプランニングできる。「何でもできるから、何をしたらいいか分からない」という初心者にありがちな事態も発生しない。


レイアウトに敏感になる

主にHTMLメルマガの場合。
メーラーはブラウザに比べてたいてい表示幅が狭く、ページングなどもできない。「インデックス→各コンテンツ」というページ遷移もできないので、1階層にすべて掲載するしかない。また、メルマガは複数回発行が前提なので、「毎号レイアウトが変わる」というのは読みやすさや見栄えの点でも、コストの点でも問題がある。

そこでHTMLメルマガを立ち上げる際は、かなり綿密にレイアウトを組んでおかないと後であっさりピンチに陥る。見栄えの収まりがどうにも悪くなったり、
勝手にレイアウト崩れが発生してしまうのだ。ひとつのコーナーの最大文字数や掲載する画像数も、ほいほい増やせたりはしない。そのためHTMLメルマガの立ち上げを何度か経験すると、自然とレイアウトを綿密に設計する癖がつく。


校正力が向上する・制作物チェックの重要性が実感できる

メルマガは一発勝負なので、テキストに誤字脱字や記載ミスが発生した場合、後から修正ができない。訂正やお詫びは次号へ掲載するか、臨時お詫び号を発行するしかなくなる。WEBサイトに比べて、こうしたミスのインパクトが大きいのだ。なのでメルマガのディレクションを続けていると、自然と文章チェックに慎重にならざるをえないし、結果として校正力が向上する。制作物チェックの重要性が身をもって実感できる。仕事でサイトを制作する場合、地味だが、重要なスキルだ。


進行管理力が向上する

メルマガは普通、1回出せば終わりというものではない。そのため、1誌に対して継続的な進行管理が必要になる。不定期刊行ならあまり難しいことはない[*1]。しかし、定期刊行の場合は厳しい、有償で広告枠を販売している場合は最悪だ。決まった日時に発行できない場合は、即違約金につながりかねない。

ただし定期刊行の場合、各工程のスケジュールは最初に決めてしまえばあとはあまり変動しない。スケジュールを立てるのは一回で済むが、それを守らせる業務は延々と続くということだ。そして、スケジュールは立てることより守らせることの方が難しい。

おまけにメルマガはサイトを補完する位置づけの場合が多いので、クライアントからの素材や情報提供なども後回しにされがちだ。しかもサブ的な役割だからか、提供を忘れ去られたりもする。実制作の作業量もサイトほどではないので、「ギリギリでもなんとかなるだろ」と思われたりもする。

なので関係者の数や制作作業が小規模なわりに、進行管理はスムーズにいかない。「難しすぎず、楽すぎず」である。こうした、メルマガの「規模の小ささ」「進行管理の難易度」は新米WEBディレクターが経験を積むにはちょうどいい。


とまあ、そんなわけでメルマガのディレクションは新米WEBディレクターが基礎力を身につけるのに都合がいいのではないか。確かにこれでは身につかないスキルもあるだろう。けれども「最初の一歩」としては充分だ。


  1. プリプロモーションを目的としたメルマガは別。[↩back]


発端1:
はてブのホッテントリとか見てると、それはもう面白かったりで月日が経つのは早いもの。しかし、なんとなく違和感がある。だってさ、普段仕事で扱ってるサイトとは100光年くらい遠い異世界の話みたいなんだもの。製造業向けの工作機械を開発してる会社のサイトとかにplaggerとか非モテとか、そういうのは縁もゆかりもないんだよ。HTMLのテキストを差し替えるだけでも、客先にとっては難しいらしかったりするんだよ。

発端2:
業界紙や業界誌が好きだ。見知らぬ業界ではどんなことが注目され、語られ、消費されているのかをうかがうのは楽しい。同じような理由から、企業の公式サイトやBtoBサイトを見るのも楽しい。おまけに、こうしたサイトを運営している所が、仕事的には一番お付き合いのあるゾーンなわけだし。

x-w.jpにてブログパーツの配布が始まった。
しかし、サイトを見てもどんな挙動かさっぱり分からないという、ディレクターを慰めるかブン殴るかしてやりたいような仕様なので、とりあえずここに貼ってみる。良さそうならサイドバーへ昇格。

なぜ慰めるかって?何らかの事情(クライアントの要望とか)でもない限り、まともなWEBディレクターならそんなことしないだろうから。もし、何の事情もなくこういう仕様にしたのなら、ブン殴ってやりたい。



追記:
あー。「こういうことだったら嫌だ」と思っていたとおりの展開に。

いつから「変なサイズのアニメバナー」を「ブログパーツ」と呼ぶようになったんだろうか。まあ、ブログパーツは大分類>バナーだけれど。しかも外部jsファイルを見てみたら、下記URLを読み込んでいるだけだったし。
http://x-w.jp/blogparts/blogparts.html

いや、しかし。これなら今後、なにか更新されるのかもしれない。ときどき様子を見てみよう。よく見るとカッコイイので、サイドバーへ昇格させました。
Ver.6くらいから、メインはOperaを使っている。仕事で制作物の最終表示チェックをするときと、どうしてもOperaで観られないページはIEを使うが。そこで、自分がどうしてOperaを使うのか考えてみる。

…と思ったが、
Operaの良いところ
に賛同していれば、それで事足れりだった。

仕切直し


WEBディレクターとして、Operaを使う利便性ってなんだろうか?あるのかないのか?

※以下、Firefoxをメインにしたことがないので、「それってFirefoxでもいいじゃん?」というツッコミはなしでお願いします。

WEBディレクターの業務では、理由はさまざまとしても、ひたすら多くのWEBページを閲覧する状況がたびたび起る。特にいくつもの案件を同時に進めていると、同時に50ページとか普通に開きっぱなしにしておきたい。そんなときOperaなら何ページ開きっぱなしにしていようが、さほどストレスを感じない(2000年ころのPCを使っていても)。グループごとにお気に入りのフォルダへ突っ込んでおけば次に見るときまとめて開けるし、そもそも起動時に「最後に開いていた状態」で開くようにすれば、いくらでも「使いやすく散らかった机」状態でいられる。これは非常に便利で助かる。おおいに生産性が上がる。少なくともこれは、WEBディレクターとして、Operaを使う利便性だと思う。それに、

おおいに
生産性が上がる
Operaユーザの団


ならOSO団でSOS団の姉妹団体みたいじゃないか。

FirefoxユーザでもWEBディレクターはそういうふうにしているのかと思っていたのだけれど、Kurumaさんのサイトで

Operaが50個程度のタブでびくともしないのは事実だと思う。私なんかは50個で少ない方だと思ってしまうくらいなのだ。
たいして手元のFirefoxで50個のタブを開いたときにきちんと使えるか否かは手元のFirefox次第、というのが実際の所なのかもしれない。
Operaの良いところ


という記述があったので、ひょっとしたらFirefoxユーザはそんなことしないorしつつも不便を感じているのだろうか?それは想像するだに面倒臭そうだ。

うやむやに話を締める


しかしまあ、Operaを使い続ける最大の理由は、理屈や倫理を超越してOperaが好きだからだ(いや、別にOperaを好むのが非論理的だとか非倫理的だとかいうわけじゃないけど)。あるいは、機能性や利便性を超越してOperaらしさが好きだから、と言うべきか。なので、manateeさんの

要するにその「Operaらしさ」が俺にはドツボなのだ。
Operaらしさに触れるのは単純に面白いし、心地よい。俺がOperaを使うのも、これからも期待するのも、「Operaらしさ」があるからに他ならない。要するにその「Operaらしさ」が俺にはドツボなのだ。
Operaらしさに触れるのは単純に面白いし、心地よい。俺がOperaを使うのも、これからも期待するのも、「Operaらしさ」があるからに他ならない。
Opera を使うためにブラウジングする男の戯言


という言葉には、深く共感するものがある。

それにしても、今日のエントリはグダグダである。まあ、「好きすぎるものを前にすると、人は冷静ではいられないものだ」ってことで。

あるところにプログラマAが居ました。彼はある日、とても素敵なアイデアを思いつき、友人であるプログラマBに話をしました。
B「そつはすごいじゃないか!俺も手伝うから作ってみようよ」
A「じゃあ、俺は知り合いのデザイナを誘うよ。なんてったって見栄えも大事だからさ」
B「じゃあ、俺は知り合いでSEOに詳しいマーケターを連れてくるよ。せっかく公開しても、注目してもらえないんじゃガッカリだろ?」

かくしてA、B、デザイナ、マーケターは素晴らしいサービスを立ち上げ、絶賛されたのでした。



まあ、こんなに単純ではないだろうけれど、ありそう。では、以下はどうか。

あるところにプログラマAが居ました。彼はある日、とても素敵なアイデアを思いつき、友人であるプログラマBに話をしました。
B「そつはすごいじゃないか!俺も手伝うから作ってみようよ」
A「じゃあ、俺は知り合いのデザイナを誘うよ。なんてったって見栄えも大事だからさ」
B「じゃあ、俺は知り合いでSEOに詳しいマーケターを連れてくるよ。せっかく公開しても、注目してもらえないんじゃガッカリだろ?」
A「あー。あとはディレクターを呼んでこないとね!ヤッフゥ!」

かくしてA、B、デザイナ、マーケター、ディレクターは素晴らしいサービスを立ち上げ、絶賛されたのでした。



ない。これはない。1億と2千年後も、そんな事態はない。も少し一般的な言い方をするなら、弥勒菩薩が降臨した後でも、そんな事態はない。

つまり、少人数で立ち上がるステキなサムシング(たいがいはWEB2.0的な何か)の場合、初期段階でWEBディレクターが仲間に入れてもらえる余地はまずないのだ。そのサービスがキャズムを超えて、しかしWEBのトレンドではなくやや枯れたころ、スタートアップのダイナミズムが失われたころになって、ようやく仲間に入れてもらえるかどうか、といったところだ。ヒーローと同じく、WEBディレクターも遅れてやって来るのだ。

というわけで、次々立ち上がるステキなサムシングに対して私は、いちネットユーザーとしてワクワクしつつも、WEBディレクターとしてたまらない憂鬱を覚えるのである。
Google Analyticsを仕込んでみた。さてさて、どんな感じなんだろうか。
WEBディレクターの共通言語について、長らく考えている。
たとえばプログラマなら扱うプログラミング言語が共通言語だし、FlasherならFlash、デザイナーならデザインが共通言語だろう。

では、WEBディレクターは?
少なくとも私には思いつかない。
苦労話以外には。

話すことはある。「良い提案書について」とか「スケジュールはガントがいいのかどうか」とか、「お金の話をクライアントへクールに切り出す方法」とか、WEBでのトレンドとか。しかしそれって、WEBディレクターに固有の共通言語ではないだろう。むしろ「ビジネス一般」的なテーマのような気もする。

こうした「業種特有の共通言語」がないことが、はてな界隈とかでディレクターが空気みたいな存在感になっているひとつの要因なんじゃないかと思う。

そこで、なぜ共通言語が生まれないのかを考えてみた。

◆考えたこと1
さんざん言われていることだけれど、WEBディレクターの仕事は多岐に渡っている。思いつくままにざっと列挙すると

・情報収集
・企画、提案
・ワイアフレーム作成
・人材アサイン
・スケジュール制作
・見積り制作
・進行管理
・各種制作物チェック
・言い訳
・謝罪
・なだめすかし
・過労で倒れてみせる
・いい外注先はいねがー?

などが挙げられる。
さらにオプショナルであれやこれや、業務の種類は増える。
しかも、各業務内容の種類はそれぞれジャンルが異なる。
処方箋を書いて自動車を修理して、そのあと畑に行って野菜の世話をして…。そこまで相互の関連性がないわけではないけれど、まあそんなイメージ。

しかも各人の得意分野や関心事が違うので、同じ他のWEB系業種に比べて、同じ業種内でもまるで別業種みたいな場合が多い。それでは共通性も生まれない。

◆考えたこと2
「生え抜きのWEBディレクター」という人もいるけれど、他のWEB業種に比べて、WEBディレクターは多様な出自の背景を持っている。

デザイナー出身、プログラマ出身、サーバ技術者出身、SEO技術者出身、マーケター出身、ライター出身。しかも各々で分野が違ったり。

こうした異なる業種の出身者が同じ「WEBディレクター」なのだから、共通言語などなかなか生まれないのは当然かもしれない。そもそも、出身業種によって同じものを指し示す用語からして違う。
「ワイアフレーム=構成図」はいいとしても、「割付」「ラフ」とかお前は雑誌編集者か?「台割」とか言ってる人もいたなあ。(いずれも同じものを指している、はず)

と、ここで思い浮かべたのがタイトルにもある「バベルの塔」だ。
以下は大仰なホラ話です。

たとえばFlashというバベルの塔。JAVAというバベルの塔。デザイナーは…なんだろうな。デザインかな。
いきなり胡散臭くなってしまったけれど、各業種にはそれぞれにバベルの塔がある。その塔の元では、人々は共通言語で意思の疎通ができる。
しかしWEBディレクターという業種にはバベルの塔がない。しかも、「かつて存在したことのないバベルの塔が崩壊した」ような状況にある。おかげで同業同士ですら言葉が通じ合わないのだ。

だから「WEBディレクターならでは」の共通の話題で盛り上がることもないし、共通のネタでblogのエントリが書かれることもないし、専門的な解説なんて本当は書きようもない(「顧客の心をつかむコツ」みたいなビジネス一般書ならありかもしれない)。

とまあ、そんなわけでWEBディレクターに共通言語は存在せず、業種としてのカタマリもなく、目立たないことになっているんじゃないの?知らんけど。

4月から基本常駐している職場は一般企業のweb部門なので、私にちょっとした制作もやって欲しいらしい。

前の職場では分業化が進んでいたので、自分が仕事で何か作るとか久し振りだ。まあ、チマチマと制作するのも好きだからいいのだけれど。

それで制作用にCS2のWebBandleを買ってくれと話していたところ、運良くCS3が発表され、Web Premiumとやらを買ってもらえることに。製品構成を見たけれど、WebBandleよりは冷静な内容になってると思う。

どれだけ使うかってのはともかく、買ってくれるというのなら遠慮することはない。というわけで、楽しみだなあ。あとは15インチモニタを何とか変えてもらえれば…。デスクトップであんだけ小さいと不快だ。
| ホーム |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。